「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
何を支援したいのか分からなくなってきました。
2009年10月26日 (月) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー友情verC前提 !!

レハトは成人の儀で女を選んでます。
一人称は「私」、王位は継いでいません。
超ポジティブレハト。


グレオニーグレオニー言ってるくせに、かもかて1のイケメンは男ヴァイルだと信じて疑わない人が本日もお送りしています。

それはさておき。
グレオニーの出番ないじゃないか。
と己で突っ込みたくなりました。
いいんだ、この調子でいつかグレオニーを陥落するんだ。
友情verCのグレオニーは、愛情ルートと女性の好みが違いそうな気がします。
いやほら、好友35以上+好愛20以上とかでもEDいけるからさ。ね。
ということは御前試合出たりとかしてもいいんだなと。
アクティブレハトでも可能性は残されてるんだって信じてる。

果てしなく関係ないですが、まーた寝る直前になんか降りてきまして。
でももうメンドかったからメモってなんかやらねえぜ!
って寝たのに翌朝しっかり覚えていたという奇跡が起こりました。
タナッセ愛情verB前提で、ドゥなんちゃらがしゃしゃり出てくる話なんですが、すごい勢いで欝展開で誰得=俺損な話なったので地底湖に沈めてきます。
ドゥなんちゃら、おまえはホント、ロクなことしねえな!!







 因 と 結 果 と そ の 後 ----- [1] [2] [3] [4]


 にこにこといつもと変わらぬ笑顔で私を見守るグレオニーに、気付かれないよう密やかに溜息を漏らした。
 どうしてこうなってしまったのだろう。
 私が子どもでいられる最後の日――あの日に、本心をぶつけてしまったほうが良かったのだろうか。グレオニーが好きだと、そう告げてしまったほうが幾らかマシな未来になっていたのか。
 だがそうしていたらきっと、今ここに彼はいない。私はグレオニーが衛士を続ける事を悩んでいたのを知っている。あの場面で私が想いを告げていたら、間違いなく彼は衛士を辞任し故郷へ帰るなりして、人生の別の道を模索していたと思う。その場合、私は今以上に自分の選択を後悔した気がする。
 それを思えば、どういう経過であったとしてもここに彼を引き止めて置けたのは正解だったのかもしれない。
 私はまた溜息を吐いた。
 グレオニーは今でも私を友人だと思っている。
 年齢も立場も超えた友人。私が城で生きていくための精神安定剤。
 その認識でもあながち間違ってはいないのだ。確かに私はグレオニーに対してそういった意義を見出していた時期がある。でもあくまでそれは城へ来た当初の思いであり、彼と親しく接しているうちに気が付けばそれは形を変えていた。
 私が最終的に辿り着いた形は愛情。
 そして運命の最後の日、告白するつもりで彼と向き合い、結局告白できないまま私は女を選んだ。
 諦め切れなかったからだ。あそこで男を選んでしまったら、諦めるしか残された道はない。同性からの恋心を生真面目な彼が受け入れるはずがないのは明白だ。想いを抱えたまま自分から可能性を放棄してしまうのは嫌だった。僅かでも可能性があるなら、自分が納得行くまで足掻いてやろう。そんな意味合いを込めた性別選択だったのだが、間違えたかもしれない。
 彼が鈍感なのは百も承知だ。
 そういうところも好ましいと思っている。
 だがそれも余り度を過ぎるとこちらが疲れるだけだと気付いてしまった。彼の相手が気詰まりなわけではない。ただ、グレオニーが私に友情以外の気持ちを抱いてくれるよう、私を寵愛者でも主人でもなくただ一人の女性として見てくれるよう、日々懸命に努力している私の心が折れそうになるだけだ。
 何をどうしたらその壁を突き崩せるのか、解決策が分からない。
 一時期躍起になって図書館にも通い詰めたが、残念ながら参考になるような文献はなかった。城の図書館にその手合いの書籍があると期待すること自体が根本的に誤りなのだとは分かっている。一縷の望みを託してみたまでのことだ。
 それとも端からそんな方法はないのだろうか。一旦出来てしまった壁が壊れる事は決してないのだろうか。
 グレオニーにそれとなく女性の好みなどを聞いたことがあったが、あんまり考えた事がないからなんとも言えない、と言葉を濁された。上手くかわされた気がして、以来、それ以上立ち入って聞くのを躊躇っている。
 身なり、立ち居振る舞い、言葉遣い――分からないなりに彼に好意を持ってもらえるよう努力してきたつもりだ。けれど気付いているのか、いないのか。十中八九気付いてないのは確信しているが、それにしてももう少し何かしらの反応があっても良いではないか。
 そもそも、グレオニーにそれを求める事が無謀なのか。
 諦めるのはまだ早い、と自分に言い聞かせるのにも飽きてきた。
「レハト様」
 控えめに私の名を呼んだローニカの声に、舞踏会の時間が迫っている事を知る。もうそんな時間かと憂鬱さが増す。
 成人してからの舞踏会以上に精神的にも肉体的にも疲れるものはなかった。選定印というものは、見る人によっては随分と価値があるらしい。おかげで、覚える暇もなく次から次へと誰も彼もが自己紹介をしてくるのだ。こちらは舞踏会が終わるまで、ただひたすら微笑を湛え、陳腐なお世辞に逐一相応しい言葉を返さなければならない。
 あの中から結婚相手など見つかるはずがないのに。 
 例えば、グレオニーと結婚したい、と私が駄々を捏ねたらどうなるか。
 そう考えた事がないわけでもなかった。が、それは結局私の望んだところには落ち着かないだろう。己の立場を利用して無理に彼を繋ぎとめて何の意味がある。グレオニーの心が伴わなければ少しも意味がないし、嬉しくない。
「レハト様」
 再度やんわりとローニカに促され、三度目の溜息と共にゆっくりと立ち上がる。
 既に身なりは整えてあった。あとは舞踏会の行われる大広間に向かうだけだ。
 憂鬱な想いを抱えながらドレスの裾を捌き、鏡石で念のため最後の確認をする。新しいドレスを汚していけないと気を遣った甲斐もあってドレスは汚れてはいない。結ってもらった髪も乱れていない。
 もしドレスに汚れが合ったら多少なりとも時間が稼げたのに、という本音を仕舞い込みながら振り返った矢先、不意にグレオニーと目が合う。
 一瞬息を詰めた私に、彼は優しい笑顔でこう言った。
「先日のお召し物もよくお似合いでしたが、今日はもっとお綺麗ですね」
 ローニカがいるせいか敬語だったが、この言葉に裏はない。
 だからこそ、胸が締め付けられる。頬が熱い。心臓の音が痛いほどだ。
 やっぱり諦められない。諦めきれない。諦めたくない。
 現金なもので、胸の奥に押し込めて鍵をかけてしまおうかと思っていた恋心が俄かに元気を取り戻す。
 そう、まだ出来ることはあるはずだ。今日より明日、明日より明後日。
 グレオニーが私を女としてきちんと意識してくれるまで、私の努力は続く。

[ 完 ]

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