「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
もう師走、だ、と……?
2016年12月03日 (土) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情verAED前提 !!

視点:グレオニー
レハト様の職業はなんでも影響ないはずなのでご想像にお任せします。


1日で読める平家物語なるものに手を出したのは良いものの(ここで勘の良い人はきっと気付くはず……1週間経っても読み終わってない現実に……!!)、平○盛が多過ぎて、

お前はどこの○盛だ(゜-゜)

みたいなことになってます。
おまけに付いてる家系図が平家オンリー(というか婚姻関係が載ってない)で天皇との関係が分かりづらい。
まあね、姻戚までやるとややこしいことになるのは分かるんだ。
だがしかし、源氏物語以上にイミフなことにはなるまい!?
大丈夫、源氏物語で慣れてるから!!
載せていこうぜ、ややこしい家系図!!

どうでもいいですが、vistaを卒業してwin10に移行するにあたり、愛用しているアウトラインプロセッサが使えない場合があることが判明(゜-゜)<マジか
今更メモ帳には戻れないくらい便利なんだよおおおおおおおおおおおおおおなんでだよおおおおおおおおおおお
(そしてofficeは未搭載)

つまり、後は……わかるな?

当ブログの命運はアネキウスに委ねられました。
※とは言え、急遽公式が編集は出来ないけどファイルの中身の閲覧が可能な機能を搭載してくれたのでそんなに困らないかと。


拍手ありがとうございます。
大分ネタギレなんでネタ下さい。ないならグレオニー下さい。グエロニーでもいいです。





 郷 ( 6 )

 あんな状況じゃ寝られるものも寝られない、と思っていたのに、気付いたら寝ていた。目が覚めたら間近にレハト様の顔があって、咄嗟に自分たちの服の状況を確認した俺はおかしくないと思う。
 とにかく、レハト様の誤解も無事解け、あの夜の一件以外に大した事件もなく、無事に故郷に近付きつつある。
 懐かしいな。実家に帰るのはいつぶりだったか。しかも婚約者同伴でなんて家族は勿論、俺自身だって想像していなかった。
「あ、あれですよ、あれが俺の家です」
 指差した先を見て、それまで笑顔だったレハト様の表情が固まる。
 やっぱり引いたんだろうか。そうだよな、いくら生まれが田舎でも城暮らしに慣れたら、うちなんてボロ屋に見えるよな。今からでも領主様のお屋敷に泊まれるように手配した方が良いか。
「あの、レハト様」
「……本当はグレオニーって良い所のお坊っちゃんだったの?」
「は? いや、衛士一族ってだけで他は割りと普通だと思いますけど」
 まあ、鉱夫の家に比べれば立派と言えなくはない家だけど、余り手入れも出来てないから、見映えはしない。それでも俺の帰郷に合わせて多少なりとも補修はしたはずだけど。
「あれで普通なの!? すごく大きくない!?」
「あー、家族が多いのでそうかもしれませんが」
「グレオニーの家に比べたら、うちなんて小屋だよ、小屋」
「え……」
「寝室とかなくてね、台所があって、続き間に寝台置いて。それだけでいっぱいいっぱい」
 ね、狭いでしょ?、とレハト様は屈託なく笑うけど、そうですね、とも、そんなことないです、とも言いかねて俺は曖昧に笑ってみせた。
 レハト様の仰る通り、確かにそれじゃあいかにも狭いとは思う。でも、うちみたいな大所帯じゃなければ、母子が二人で暮らすにはそのくらいで事足りるんだろう。
 そう言えば、レハト様の故郷の話はあまり伺ったことがない。と言うのもそこには必然的にレハト様の亡くなられたお母様との思い出があるからだ。触れられたくない話かもしれないと思ったら聞けなかった。
 でも知りたくないわけじゃない。むしろ知りたい。レハト様の話ならなんだって。
「あの……もし良かったら、今度レハト様の故郷の話も聞かせてください」
「私の?」
「はい。あ、いえ、その、無理にとは言いませんから。気が向いた時とかで良いので」
「良いよ。大して面白い話もないけど」
「か、構いません!!」
 俺の知らないレハト様の話。そういうのを少しずつ知っていくのも婚約期間っぽくて良いよな。
 何となく、もう誰が見てても良い気になる。気にするのも疲れたし。
 そっと伸ばした手でレハト様と手を繋いだ。
「手繋いでいいの?」
「え、あ、嫌ですか?」
「ううん。でもグレオニー、ずっと気にしてるみたいだったから」
 そう言ったレハト様が繋いだ手を大きく前後に振りながら、どこか悪戯っぽく俺を見上げる。
「もしかして……」
「護衛のことなら気付いてたよ」
 やっぱり。
 驚いたのは勿論、あんなに躍起になって不用意にレハト様と接触しないようにしてたのが馬鹿みたいで力が抜ける。
 あれ、待てよ。ということはレハト様は全部知った上で、あれこれ仕掛けてきたってことか?
 それはまた度胸があると言うか、大胆と言うか。
「俺が拒むのを分かっててやったんですか?」
「ううん」
「じゃあ」
「別にヴァイルに知られても困らないし、見えない護衛はいないのと同じだから気にしてなかっただけ」
 レハト様はさもさも当然のように言う。
 あー、そうか、レハト様にとっては常に見えない誰かに見張られてるのは日常茶飯事なんだ。そして多分、いつかは俺も嫌でもそれに慣れなきゃいけないわけで。だったら早く慣れた方が良いに決まってる。
 レハト様の口振りからして、俺が気付かなかっただけで今までだってずっと見られていたんだろう。それを今更意識するのも変な話だ。
 別にやましいことをしてるわけじゃない。レハト様に不義理をしているわけでもない。
 だったらいいじゃないか、誰に見られても。
「……俺も気にしないことにします」
 気にしてレハト様に無駄な誤解を与える方が間違ってる。
 手を握る力を少しだけ強めると、レハト様が嬉しそうに腕に飛び付く。
 その後、何くれとなく抱き付いて来たり、くっつきたがるレハト様から俺が逃げることはもう――なくはなかった。
 もっと精進しよう、そうしよう。
 なんか水に打たれると良いとか聞いたけど、雨でも効果あるかな。

[ 完 ]