「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
肘に矢を受けてしまってな……
2014年12月21日 (日) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情ルート前提 !!

視点:グレオニー
レハト様:未分化
またしてもだいたいはいらのせい


そんなこんなで利き腕の肘を痛めました(´・ω・`)<やーだー
マウス使う分には何の問題もないよ!!
だって机に肘付かないからね!!
結論: 特 に 支 障 は な い
……負傷とは何だったのか。
ま、まあ、いいのです。パソコンするにもゲームするにも支障がないのならいいのです。趣味に影響しなきゃいいのです。趣味以外のことはそれを理由にサボr

そして私はフィアカントに雪が降れば良いと言ったのであって現実世界で雪が降れば良いと言ってないのですがこれはどういうことなのでしょうか毎年毎年不法入国なさる冬将軍様(゜-゜)<少しは現地住民の声を聞いてくれても良いと思うのです

でもまあせっかくなのでフィアカント雪妄想でもするか。
スケートとかもいいですなあ。
ぐ、ぐれおにー、すべれるのかな……。
生まれたての小鹿のようなグレオニーはちょっと見たくない。
で、でももしかしたらレハト様がものすごく上手くて、「もう、仕方ないなぁ」ってグレオニーの手を引いて、それこそ手取り足取り教えてくれ――いやそのためにわざと生まれたての小鹿を装うんですねそうなんですね。
策士だな、グレオニー!!
いいぞ、続けたまえ。
イチャイチャしてるようにしか見えなくて、怒れるノースタスさんに居残り特訓されそうだけど。


拍手ありがとうございます
ご指摘ありがとうございましたorz<前回の追記の通り訂正済でございます……





 人 に な っ た ら

 外に出たい。

 訓練場で軽くレハトの剣の相手をし、強まった日差しに二人揃って木陰で涼んでいる時に、ぽつりとそう呟いたレハトの横顔が何だか可哀想に見えた。
 でも、そうレハトが溢すのも無理もないと思う。
 そりゃ、衣食住、全て不自由がないとは言え、これまでの生活とは正反対だろうし、行動範囲を一方的に狭められるのは窮屈だろう。何とかしてやりたいのは山々だけど、悲しいかな、陛下に直談判する権利も度胸も俺にはなかった。
 職を失うのが怖いというよりは、レハトとこうして会えなくなるのが寂しい。あ、い、いや、別に変な意味じゃなくて、折角仲良くなれたのに寂しい、って意味で。
 ごめんな、レハト。でも、せめて話し相手くらいにならなれるはずだ。
「外に行きたい理由でもあるのか?」
 話を振るとレハトが勢い良く俺を振り扇いだ。
 お、何かあるな、これは。
 その予想を裏付けるようにレハトの顔が綻び、娼館に行ってみたい、と無邪気な声が弾む。
 俺はと言えば、飲んでいた水を思いきりレハトの顔面に吹き出しかけたのを寸前で踏み留まるのに必死だ。何とか行くべき場所に押し流し、一息付く。
 あ、危なかった……。
 えーと、なんだ。し、娼館? 誰だ、レハトにそんなこと教えたのは――って思い当たる節は一つしかないけど。十中八九ハイラ。子どもにはもっと子どもらしいことを教えればいいのに、よりによって娼館とはなあ。
 どう誤魔化したもんか。
 懸命に頭を働かせ始めた俺の隣で、期待を隠せない眼差しのレハトが、とても楽しいところだと聞いた、と言い出し、今度はカップを落としかける。
 ハ、ハイラ、おまえは何てことを教えるんだ。というか、一体どういう説明をしたんだ。露骨な単語とか目的とか、子どもに教えるべきじゃないことまで教えてやしないだろうな。
「た、楽しいかどうかは人それぞれだし、そ、それにあそこは大人が行くところで」
 狼狽えながら説明すると、レハトが見るからにがっかりする。
 俺が悪いことをした気分だけど、意地悪で言ってるわけじゃないし、そもそもこんな話をしたハイラが一番悪い。俺は悪くない。でもこの感じだと、さすがにハイラも娼館の詳しい説明は避けたみたいだ。
 ほっと一息がてら水を口に含む。
 そうだよな、いくらハイラでもそのくらいの配慮って言うか、分別はあるよな。
 と胸を撫で下ろしたのも束の間、じゃあ大人になったら一緒に行こう、と笑顔付きで手を握られ、俺は今度こそカップを取り落とした。
「い、いやいやいや、それはちょっと……」
 駄目なのか、と肩を落とすレハトにどんな言葉をかければ良いのか分からず、途方に暮れる。
 でもなあ、わざわざ約束してまで一緒に行くようなところじゃないし。大体、俺はあんまり行かないし。
「あのさ、レハトは将来、どっちを選ぶつもりなんだ? その、性別の話だけど」
 遠回しに聞く器用さはないし、別に遠回しにする必要もないと踏んで直球をぶつけると、レハトは視線を宙に彷徨わせた。
 決めかねてるからなのか、俺には教えたくないからなのか、分からない。
「あ、その、言いたくないなら良いんだ、うん」
 本当は知りたいくせに、咄嗟に思ってもいないことを口にした自分に少し落ち込む。
 これだから駄目なんだよな、俺。
 自己嫌悪に陥る俺の隣で、レハトは気にした様子もなく、まだ迷ってる、と呟いた。
「そ、っか……そ、そうだよな、迷うよな。突然決めろって言われても」
 空笑いをしながらも、男、と断言されなくてホッとしてる自分にもやっぱり凹む。
 俺、本当、小さい男だ。
 そんな俺の隣で、どちらを選んでも僕が僕であることに変わりはないし、とレハトが笑うから、つられて俺も笑い返す。
「うん、それは俺もそう思う。どっちでもレハトは間違いなく美人に育つだろうし」
 確信を胸に頷くと、レハトがぽかんと口を半開きにした。
 あれ、今、なんか口が滑った気がする。
 いや、滑った、間違いなく滑った。
 全力で、完膚無きまでに滑った!!
 一人でわたわたして、何とか上手いこと言い繕おうと奮闘している間に、レハトが口を開く。
 ありがとう。
 そう言ったレハトの耳が心なしか赤く見えるのは俺の目がおかしいのか?
「あ、ああ、いや……うん」
 返事に窮して意味不明な同意を示すと、レハトが急に立ち上がる。
 思わず見上げた俺の顔を一度も見ずに、そろそろ部屋に戻らないと、とレハトは早口で呟いた。かと思うと、それじゃあ、なんて短い言葉を最後に駆け出し、あっという間にいなくなる。
 えーと、これは。もしかしなくても、やらかしちまったのか、俺。

[ 完 ]