「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
フィアカントに雪を!!  ※追記有
2014年12月14日 (日) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー友情verBED前提 !!

視点:グレオニー
レハト様のスペック:女、衛士
だいたいはいらのせい


リョーさんが冬服ハイラを描いてらして(元々の発案者はうろろんさんだそうです。riwa様はフェルツも描いてらっしゃいます)、もうマジでお願いだから雪降れフィアカント、と思いました。
ハイラは超寒がりなくせに、女性がいるところでは見栄張って「え? 今日ってそんなに寒くないでしょ?」とか言いながら薄着してそうなイメージです。
寒さよりお洒落優先。
決して着膨れなどしない。
でも衛士しかいないところではがっちり着込むし、よっぽどのことがないと部屋から出ないし、二言目には「寒い、死ぬ」って言う。
グレオニーは逆に、ちょっと動いただけで「体、あったまってきた」とか言ってホイホイ脱ぐ。脱ぐね。間違いない。
真冬でも時と場合によっちゃ半袖とか普通に着る。
で、ハイラに「ちょっと、グレちゃん!! 見てるこっちが寒いから何か着な!!」って怒られたり、「馬鹿は風邪引かないって言うけど、寒さも感じないわけ?」とかブツブツ言われたりして。
暖かな屋内から。

というか、普通にキャアキャア言いながら雪合戦に興じる寵愛者様ズが見たいです。
テエロさんがしれっとヴァイルの雪玉作りを手伝った上に、中に氷とか小石とか仕込んでそうなのが怖いですが。
かまくらとかも良いですね。
二人きりでこそこそ内緒話をする寵愛者様ズ。
レ「あの金髪の医者がいつも睨んでくるんだけど、なんで?」
ヴ「え、知らないよ。何かしたんじゃないの?」
レ「してないよ。突然襲い掛かって髪の毛抜いたりとかしてないし」
ヴ「じゃあ、背後に忍び寄って膝かっくんとかは?」
レ「しようとしてバレた」
ヴ「原因それじゃん」
レ「心狭ッ」
みたい…な…………あれ?

※以下追記
お名前とリンクが不一致と言うとんでもない事態を引き起こしておりました。
遅ればせながら訂正済でございます。
お知らせくださった方々、ありがとうございました。
また、該当する各管理人様、大変失礼を致しました。
あっちこっちで冬服見かけて脳味噌がゲシュタルト崩壊していたようですすみませんorz<すみませんすみません


拍手ありがとうございます。
お返事不要とのことでしたが、とりあえず落ち着いて下さいwww





 な る 誤 解

 好きなんです!、と叫ばれた場合、俺はどう対処すれば良いんだろう。
 訓練場近くの人気のない一角で、目の前で耳まで顔を赤くした新入り衛士を見ながら考える。
 てっきり、辞めたいんです、とか言われるもんだと思ってたんだが。
 困惑する俺に気付いたのか、そいつは慌てて両手と頭を振った。
「す、すみません、俺大事な部分を省いてっ、あの、俺はレハト様のことがって言いたくて!」
「あー、うん。大丈夫、大丈夫。それは何となく分かってたから」
 焦る余り唾を飛ばす勢いで捲し立てるのを宥める。
 いくら俺でもそんな誤解はしない。そもそも勘違いのしようがないだろ、これは。俺は男で、こいつも男なんだから。
「えーと……そういうのは俺じゃなくて、直接本人に言った方が」
「いずれお伝えするつもりですけど、その前にどうしてもグレオニーさんに確認しておきたいことがあって」
「俺に?」
「はい。率直にお聞きします。グレオニーさんと寵愛者様は本当はどういうご関係なんですか?」
「本当はって……見ての通り兄と弟って感じだけど」
「グレオニーさんは寵愛者様のことを弟として見ている、と受け取って良いですか? 女性として意識したことはないと」
「は、はあ!?」
「ご存じないですか? 兄弟のような関係と言うのは建前で、実際は、その……男女の関係だと言う噂があるんですが」
 男女? 俺とレハトが?
 我に返ると同時に、気付けば同じように頭と両手を大きく振っていた。
「い、いやいやいやいや、ないないないない!! それはない!!」
「でもハイラさんが……」
 ハイラが?
 嫌な予感に眉を潜めた刹那、がさり、と近くの繁みが蠢く。咄嗟に身構えたが、そこから飛び出して来たのは不審者でなければ侵入者でもなく、こともあろうに話題の主で。
 ……おーい、間が悪いにもほどがあるだろ、レハト。
 しかも何を思ったのか珍しく着飾ったレハトは――普段は基本的に衛士の制服だから、これには俺も少し驚いた――明らかに安堵の表情を見せると、グレオニー!! 匿って!!、と躊躇いなく俺に抱き着いた。
 呆気に取られる俺の正面では新入り衛士が驚きのあまり固まっている。
 あー、うん。まあそうなる、よな。
「落ち着け、レハト。誰に追われてるんだ。と言うか、何をやらかしたんだ」
 既に隠れるように俺の背に回っていたレハトが、別に何もしてない、と腹立たしげに軽く背中を叩いて来る。
 何もしてなくて追われるなんてこと、ないだろ。レハトが何か悪さをしたんだとしたら、寵愛者だからってだけで匿うのは不味いよな。
 あー、レハトだけじゃなく、明らかに状況についてこれてない新入りもどうにかしないと。
 適当な理由でも付けて先に訓練場に帰すべきか。
 迷う俺の耳にレハトを探す声が響き、それに呼応するように背後のレハトが身を堅くする。
「レハト様、レハト様はどちらにいらっしゃいますか?」
 レハトの所在を探す相手の声に怒りは感じられない。
 これは、何かやらかして追われてるんじゃなくて求婚者にしつこくされてるのか。寵愛者は大変だよな。
 しみじみ同情している間にも声は急速に接近し、やがて俺たちの側で足を止めた。
 あー、見つかったか。いくら俺の方がガタイが良いとは言っても、広がったドレスの裾までは隠せないからなあ。
 レハトを発見した貴族はしばらく黙っていたかと思うと、急に真っ赤になり、時折声を引っくり返しながら叫んだ。
「レ、レハト様!! 昼日中から衛士風情と抱き合うなど何を考えてらっしゃるのですか!? 貴様も、レハト様から今すぐ離れろ!! 衛士の分際で馴れ馴れしい!!」
 そう言われても俺は抱き着かれてる方なので、と諭したところで無駄だな、これは。おまけに衛士風情とか、全身全霊で力一杯レハトの地雷を踏んでいる。
 何だか果てしなく厄介な展開なってきた。
 ぽかーんと口を半開きにしたままの新入りを、早いうちに帰しておくべきだったと今頃悟っても遅い。
 一体どこから誤解を解いたもんか。でもレハトを引き渡すわけにはいかないし。
 参ったな。
 俺がない知恵を全力で搾ってると、人の仕事を馬鹿にするような人間となんか誰が結婚するか!!、と後ろから怒声が響く。
 気持ちは分かるけど、俺が言ってるように見えるから前に出てくれないか、レハト。
 貴族の男は一緒鼻白んだ様子だったが、今はこれ以上レハトをかき口説いたところで梨のつぶてと悟ったのか、俺を一睨みすると肩を怒らせて城の方へと姿を消した。
 その足音が全く聞こえなくなると、漸くレハトが前に出てくる。
「おまえなあ。人を盾にする奴があるか」
 軽く小突くと、レハトは小さく肩を竦めた。
 グレオニーなら絶対守ってくれると思って、なんて可愛いことを言ってるつもりなんだろうけど、俺は騙されない。騙されないからな!!
 いざとなったら俺たちが対峙してる間に一人でこっそり逃げるつもりだったに決まってる。
「他の貴族に捕まる前に早く部屋に戻った方がいいんじゃないか」
 促すと、そうする、といつになく素直に従い、レハトは周囲を警戒しながら城へと戻って行った。
 相当しつこく追いかけ回されたな、あれは。
 ひとまずは場が収まり、ほっと息を吐き出した俺の耳に低く呻くような声が入ってくる。
 あ……。
「今ので分かりました。やっぱりレハト様とグレオニーさんは、そういう関係なんですね……」
「え? 何か誤解し」
「いいんです!! そうじゃないかって思ってましたから!! 失礼します!!」
 一方的に捲し立てすごい勢いで頭を下げたかと思うと、逃げるように走り去って行った。
 ……おいこら、先輩の話は最後まで聞くもんだぞ。
 とりあえず、どうも例の噂にハイラが一枚噛んでるらしいから、まずはハイラの口を割らせるか。
 あー、なんで俺がこんな目に合わないといけないんだ。
 想定外の事態に、俺は溜め息を吐く他なかった。

[ 完 ]