「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
ED投票
2013年11月07日 (木) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! 前提なし(強いて言うなら、グレオニー友情verBED) !!
レハト様:女性/一人称[私]/not王/衛士
視点:フェルツ
出席→へたれ
欠席→軽薄


グレオニー!!
新しい胃薬じゃ!!
(※新薬的な意味で

ジャ○おじさんばりにグレオニーの顔面に胃薬を投げ付けたい。

まあそれはさておき。
とんでもなく今更だけど、

なんで選定印は額にあるんや。

選定印が額にあることによる弊害
例1)前髪をかき上げられない
例2)おでこ同士で熱を測れない
例3)おでこにちゅーが出来ない

って、グレオニーが言ってた。

そこで考えました★
選定印がどこにあればグレオニーが得をする一番良いのか。

普通に生活してて見える部分は却下(例:顔・首・手など)。
普通に生活してると見えないけど場合によっては見える部位は却下(例:体など)。

ならばこれでどうだ!!

あ し の う ら

これなら「踏んで下さいお願いします!!!!1!!!」というドM以外にはさほど影響はないだろう!!
己が天才的過ぎて怖い。


拍手ありがとうございます。
王子党の追っ手が怖いですgkbr





 音 ・・・ 6

 グレオニーは俺に宣言した通り、寵愛者様を伴って訓練場に現れた。
 伴って、というよりは小脇に挟んだような状態になってる以上、あれは荷物扱いだな、完全に。
 グレオニーに抱えられながらも寵愛者様は、離して降ろして誘拐犯通り魔痴漢、などと恐らくは思い付いた順に色々叫んでいるが、グレオニーはおろか、周囲でそれを気にする者は誰一人いない。
 まあ、大体あの二人は二人で一組だから、多少寵愛者様が不遇を訴えたところで本気で取る輩がいないのも当然だけど。
「ああもう静かにしろって。フェルツも見てるぞ」
 溜め息混じりに諭すグレオニーの声に、寵愛者様は今度は死んだようにぴくりとも動かなくなった。
 諦めたのか何なのか。
 もしかしなくても相当迷惑だったのか、俺の告白は。
 でも俺は謝らない。というより謝れない。本心だから。
 グレオニーが抱えていた寵愛者様を俺の目の前で降ろすと、寵愛者様はそそくさとグレオニーの背に隠れてしまった。そうなると、俺はグレオニーと向かい合うことになるわけで。
「……レハト。これだと俺とフェルツが見つめ合ってるみたいで、変だから出て来なさい」
 無理、と答える小さな声が俺の耳まで届き、ひどく申し訳ない気持ちになる。
 別に答えが欲しかったわけでも、寵愛者様とどうにかなりたかったわけじゃない。そこは自然の成り行きに任せる部分だし、あくまで自分の気持ちを口にして明確にしておきたかっただけだ。うやむやなのは性に合わない。
 結果、寵愛者様に随分迷惑を掛けることになったのは一応それなりに反省してる。
「グレオニー、別に無理強いすることないから」
「駄目だ、今回は甘やかすわけにはいかない。ほら、レハト!!」
 グレオニーは背後から寵愛者様を引き摺り出したかと思うと、後退ろうとするのを無理やりの俺の方に押し遣った。
 いや、だからな。別にそこまでして返事は欲しくないというか、そもそも返事は期待してないってあれほど言ったのに、お前という奴は。
 ものすごく溜め息を吐きたいけど、今はとりあえず飲み込む。
 グレオニーは、寵愛者様が逃げようとしないのを確認すると、満足そうに頷いて立ち去った。
 ものすごい達成感を感じているらしいことだけは伝わって来たけど、グレオニーが放置していった寵愛者様はずっと下を向いたまま喋らない。
 あー、これは俺から話し始めないと永遠にこのままか。
「……お部屋に戻られますか? それとも俺が席外しましょうか?」
 問い掛けると、今日始めて寵愛者様は俺の顔を見た。その目がまんまるに見開かれていて、むしろこちらが面食らってしまう。
 俺としてはかなり妥当な提案をしたつもりだったんだけど、何か間違ったか? 寵愛者様が俺とは顔を合わせたくないなら、どっちかがいなくなるしかないだろ?
 そう思ったゆえの提案だったんだけど、寵愛者様はまた俯いて、小さく首を振った。部屋に戻る気もないし、俺がいなくなる必要も無い、って意味でいいんだよな?
 それで、俺は何を話題にすれば良い。
 偶には助けろ、グレオニー。
 寵愛者様は不意に俺の服を掴み、そのまま所在なさげにぶらぶらと揺らす。
 その手が動きを止めたかと思うと、目だけで俺を見上げ、フェルツは私のことが好きだって言った、と確認するように寵愛者様が口にした。
「はい、言いました」
 嘘を吐く必要なんてないだろ。
 迷いなく肯定すると途端に寵愛者様の目線がうろうろと落ち着かなくなり、また目線が下に落ちてしまった。
 ああ、これは冗談か空耳にして欲しいのか。
 それは何となく察してた。察してたけどそうは出来ない。優しくないのは分かってる。でも譲れないんだ。
 自分でも気付かずにいた己の不器用さに内心苦笑していると、寵愛者様の唇が小さく動いた。ぽそぽそと何か言ったらしいけど、小さ過ぎて一音も拾えない。
「すみません、よく聞こえなかったので、もう一度お願い出来ますか?」
 寵愛者様の唇がほんの少し尖る。
 そんな顔されても、聞こえなかったものは仕方ない。聞こえないまま、曖昧にぼかして応じることも出来るけど、そう言う雰囲気でもないしな。
 俺の頼みを聞く気があるのかないのか、寵愛者様は暫く黙り込んでいた。かと思うと、袖を掴んでいた手がするりと落ち、俺の指先を掴む。
 不機嫌そうにも見える唇が、さっきと同じ動きをする。
 私も好き。
 そう聞こえた。
「……もう一度、って言ったらさすがに怒ります?」
 う、と小さく声を洩らし、逃げようとした寵愛者様は手を今度は俺が掴み返す。
 贅沢を言っているのは承知の上だ。でもしっかり言質を取りたいと思うのは人として当然の心理だろ? 万が一、聞き間違いだったら目も当てられない。
 逃げ場がないことを察したのか、寵愛者様はやっと俺の目に視線を合わせてくれた。
 そうして三度目。
 寵愛者様がさっきより少しだけ声を大きくしてくれたおかげで、今度ははっきり聞こえた。
 ……聞き間違いじゃなかったのか。
 聞こえた?、と不安げに問う声に頷く。
「はい」
 明らかにホッとした様子の寵愛者様を抱き寄せると、あぎゃ!!、と色気もそっ毛もない声を出すから思わず笑ってしまう。
 まあ、成人してまだ長くないからこの反応も仕方ないか。
「ありがとうございます」
 なんでお礼言うの?、と寵愛者様がもごもごともがきながら問う。
「さあ……何ででしょうね」
 そういうのは俺が説明することじゃない。
 寵愛者様自身が自分で見つけてくれないと困る。
 暫くそのままでいると、漸く大人しくなった寵愛者様がおずおずと俺の背に腕を回した。