「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
もうすぐ王子祭展示期間が終わると聞いて
2013年10月31日 (木) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! 前提なし(強いて言うなら、グレオニー友情verBED) !!
レハト様:女性/一人称[私]/not王/衛士
視点:フェルツ
今回は衛士しかいません。衛士万歳。


ちょっとこいつを見てくれ。

武勇200で本を投げる

武勇200でぶん殴る

さあ、諸君にはこの2枚の画像において最も重要な点がお分かりだろうか。
つまり私はこれがやりたかったのだ。

どやぁ

モルが止めに来ないのが不思議なレベル
むしろ止めに来ないモルがわr


ちなみにこの後、このまま愛情EDを迎えて結婚しました。
でもさ。
こんなことしでかした私が言うのもなんだけど、そのレハト様はオススメしない。
全力でオススメしない。
夫婦喧嘩のたびにどっか骨折する羽目になるぞ!?
いいのか!?
正気か、タナッセ・ランテ=ヨアマキス!?

あ、やべ。
王子党の方からものすごい殺気を感じる。
わたし とおく にげる。

(`・ω・´)ノシ


拍手ありがとうございます。





 音 ・・・ 5

 その翌日から、寵愛者様は訓練場にはいらっしゃらなくなった。
 元々多忙な方だし、それまでも毎日必ずいるというわけでもなかったから俺は特に気に留めなかったけど、さすがにそれが一週間近く続くと、俺が気にしなくてもグレオニーが気にするわけで。
 十日目の夕食の席で、真剣な面持ちのグレオニーが、寵愛者様の様子がおかしい、と実に深刻そうに呻いた。
「訓練場に顔見せない、夕飯に現れないくらいでちょっと大袈裟なんじゃないの、グレちゃん」
「そんなことない。あいつ、ここのところ、一日中部屋に篭りっきりみたいでさ。頭が痛いだの腹が痛いだの言うから、医者に見せようとしても、それは必要ないって言って聞かないから、ローニカさんもサニャちゃんも手ぇ焼いてるらしい」
「それいつ頃からだ?」
「確か……十日ぐらい前、とか言ってたような」
 十日、か。
 もしかして、と思っての念のための確認だったけど、ものの見事に符号が一致した。
 勿論、全然見当違いな可能性も充分ある。
 でも例え僅かでも関わってる可能性があるなら、一応申告すべきだよな。俺の預かり知らないところとは言え、他の人に迷惑が掛かってるなら尚更だ。
「悪い、それ俺のせいかもしれない」
「フェルツの? 何かしたのか?」
「告白した」
「ああ、告白したのか…………ってえええええ!? こ、こくっ、こくっ!?」
 グレオニーは納得したように一頻り頷いた後で奇声を発した。
 意外に落ち着いてると思ったけど、単に脳の処理速度が遅かっただけか。
 グレオニーの隣でハイラもカップを持ったまま動きを止めている。
 まあ、普通驚くよな。そんなこと急に言われたら。
 俺も二人の立場だったら驚く。
「こ、こくっ、こくっ、て、フ、フェルツ」
 グレオニーはまだ同じところを堂々巡りしているらしく、同じ単語を連呼している。
 あー、もう少し言葉を選ぶべきだったか、これは。
 でも、ああ言う以外にどう言えば良かったんだ? あんまり遠回しだとグレオニーには伝わらないだろうし、最終的に今と同じ状態になった気がする。
 だとすると、時間を掛けるだけ無駄だからこれで良かったってことで。
 落ち着きを取り戻したのは当然ながら断然ハイラが早く、未だ足踏み状態のグレオニーの額を容赦なく叩いた。
「少し落ち着きな、グレちゃん。とりあえず口閉めたら? で、フェルツ。返事は?」
「ああ、忘れてたな、そう言えば。俺としては自分の思うところを言えたらそれで良かったし」
「なにそれ。グレちゃんの言い逃げ癖が移ったんじゃないの?」
 言われてみれば。
 別に返事が欲しかったわけじゃないし、それで良いかと思ってたけど、中途半端と言えばそうだな。まあ、あの後、急用を思い出したから、と寵愛者様がいきなりいなくなったから聞くに聞けなかったってのもあるけど、いなくならなくても多分返事は求めなかった気がする。
 何にせよ、今更蒸し返すのも何だし、俺はうやむやな感じにされても構わないんだけど。
「そ、そうか、フェルツが……そうか……」
 グレオニーはまだ同じところで彷徨っているらしい。
 そんなに驚くようなこと――だな。こう見えて、俺も自分で結構驚いたんだ。他の奴が驚かないわけがないか。
「何か問題あったか?」
「別にないけど、そういう感じには見えなかったから意外というか、兄としてはなんかこう弟の成長が寂しいというか」
 グレオニーは複雑な表情で唸ったけど、この場合、どちからと言えば俺の成長であって、寵愛者様は今まで通り何も変わってないと思うぞ。
 変化らしい変化と言えば、俺を避けるために訓練場と疎遠になってることだけど、それは成長とは言わないだろうし。
「じゃあ、レハトが頭痛だの腹痛だの言ってるのは仮病ってことか」
「原因が俺ならそうだろうな」
「そんなことで仮病使うとか……ったく、子どもじゃないんだから」
 グレオニーが深々と溜め息を吐いたけど、誰かさんに似たんじゃないのか、それは。何しろ、寵愛者様を御前試合の観戦にお誘いしといて散々な結果だったのを恥じて、逃走しようとした前科がある。理由は違うけど、やってることはほぼ一緒だろ。
 でもさすがにそこまでは突っ込めなくて、曖昧な笑みで誤魔化した。
 本人が忘れてることをわざわざ穿り返すことないよな。
「とりあえず、話はさせるから。明日……はさすがに無理か。でも近いうちに必ず連れて行く」
「別に無理しなくても」
「無理とかじゃなく、きっちりさせないと、レハトの場合、一生訓練場に来ない」
 そういうもんか?
 まあ、俺なんかよりよっぽど寵愛者様を理解してる兄代わりのグレオニーがそう言うならそうなんだろうな。
 でも、あやふやなままでも俺は全然問題無いし、本当に無理に連れて来る必要はないんだけど。
 止めた方が良いのかどうか迷う俺の前で、妙に決意を固めたグレオニーが力強く頷いた。