「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
エンド人気投票かー
2013年10月17日 (木) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! 前提なし(強いて言うなら、グレオニー友情verBED) !!
レハト様:女性/一人称[私]/not王/衛士
視点:フェルツ
今回は軽薄の出番あり
グレオニーはどこいった(゜-゜)


11月から本家様でエンド人気投票が予定されいるようですね。
グレオニーはどのエンドが一番人気なんだろう。
私の名誉のために言っておきますが、私のグレオニーイチオシエンドは

憎悪じゃないよ?

殺害でもないよ?

素直に愛情Aが好きです。
ちなみに愛情エンドを好きな順に並べると、A>C>B。
王様にはならないよ。
グレオニー、死んじゃうからね!!
(本音:名声イベントキラーのあいつを構いながら王様になるとかめんどくさすぎてやってられるかチクショー!!)

友情ならBが好きです。
とりあえずグレオニーは側に置いておきたいそんな乙女心。
恋愛感情は一切挟まない。
でもレハト様がとんでもないことをしでかすからグレオニーの胃痛は健在。
むしろ酷くなってるといい。
衛士仲間に「(寵愛者様があれじゃあ)大変だな」と同情されてればいい。
みんな、優しくグレオニーの肩を叩いて行くよ。

友情Cで王様になってグレオニーを側に置いておくどころか縛り付けたい気はするけどね!!
そうする権利がレハト様にはあると思うんだ!!
無駄に露出度上げてむらむらさせてやればいい!!


拍手ありがとうございます。
お返事、相当遅くなると思いますすみませんorz





 音 ・・・ 3-(2)

 今日も勝てなかった、と肩を落とした寵愛者様が隣に並んだ。真っ赤に上気した顔に、暑そうに手を扇子代わりにして風を送っている。
 グレオニーの姿が見えないということは、後片付けか。
「相変わらず進歩のない剣筋だね」
 鼻で笑うハイラに、即座に反応した寵愛者様が眦を吊り上げる。
 だから、ハイラ。それを絡んでいると言わずして何を絡んでるって言うんだ。
 ここは俺が何とかしないと俺を間に挟んだまま確実に喧嘩が始まる。単純に逃げれば良いだけなんだけど、さすがにな。俺一人難を逃れるのは心苦しい。
 寵愛者様がぎゅっと俺の服を掴んで、身を乗り出した。それに気付いたハイラが口の端をあげる。
 絶対何か言う。どっちが先かは分からないけど。
 それだけは阻止したい。
「ハイラ、お前今日警邏当番だろ。時間、いいのか?」
「……あー、はいはい、言われなくても行きますよ。行きゃいんでしょ? 寵愛者様はどうぞ、ごゆっくり」
 ハイラが馬鹿丁寧にそう言うと、寵愛者様は、いーっ、と歯を剥いた。
 とりあえずは回避成功、か?
 世間一般的には、喧嘩するほど仲が良い、とは言うけど、この二人の場合は普通に見た通り仲が悪いだけだ。
 ハイラがそれ以上口を開くことなく姿を消したのを確認すると、寵愛者様は漸く俺の服から手を離した。
「すみません、いつも。ハイラの言うことなんて適当に流しても大丈夫ですから」
 俺が謝る筋合いじゃないのは分かってるけど、一応な。同期の誼と言うか。
 実際、寵愛者様は一応便宜上衛士ということになってるけど、どっちかと言えば護られる側の人間だから、そこまで鍛えなくても良い。有事に自分の身を護れる程度のことが身に付けば、それで十分だ。だから、普通の衛士と張り合えるほど強くなる必要はないんだけど、気になるんだろうな。全力で突く奴がいるから。
 寵愛者様は、小さく頷いたものの、腹に据えかねているのか眉を寄せたまま黙り込んでいる。
 今、甘い物持ってないぞ、俺は。
 今度から一つくらい仕込んでおくか。
 取り立てて話題もないまま、寵愛者様と並んでグレオニーが戻るのを待つ。
 気まずくはないけど微妙に居心地は悪い。
 そんな中、寵愛者様に、フェルツはハイラのことに詳しい?、と唐突に聞かれて黙り込んだ俺は別に悪くない――と思う。
 俺を見上げる双眸が真剣そのもので戸惑う。
 寵愛者様が俺から聞きだしたいハイラの話ってなんだ。まさかとは思うけど、恋人がいるかどうか、とかそういう話か? 一応同期だからそこそこ接点はあるし、話もするけど、立ち入った話はしたことがない。
 つまり、知らない。
「えーと……どういう意味でしょう?」
 寵愛者様は不貞腐れたように頬を膨らませると、ハイラの弱点知ってるかなと思って、と呟いた。
 ああ、なるほど。報復したいのか。
「残念ながら俺は知りませんね。お役に立てなくてすみません」
 色仕掛けとかは無理だよね、と呟かれて一瞬息が止まった。
 い、色仕掛け……。
 まあ無理だろうな。
 それにしたって、どれだけハイラに復讐したいんですか、寵愛者様。 
 客観的に見て、ハイラが腐すほど寵愛者様は容姿に問題があるわけじゃないと思う。
 むしろその逆だろう。
 確かに大人っぽさだとか、色気とかには欠けるけど、顔立ちは整っているし、小柄なせいか小さくて可愛らしい印象だ。周りにもそう言われてるだろうに、何だってそこまでハイラの言うことを気にするんだ?
 なんと言うか、それってもしかして――。
 話半分で聞き流しながら自分の思考に沈んでいると、フェルツはどう思う?、と寵愛者様は首を傾げた。
 どう思うって……。
「寵愛者様はハイラが好きなんですか?」
 自分の失言に気付いたのは、寵愛者様があまりにも面食らった顔をしたせいだ。口が半開きで、これ以上ないくらい目が見開かれている。
 やってしまった。
 思ったことが口に出るとか、グレオニーか、俺は。
 あんまり自分が情けなくて落ち込む。
 というか、寵愛者様は今何の話をしてたんだ。それすら把握出来てないとか、暑さにでもやられたかな。
 思わず遠い目をしたけど、全然、と答える寵愛者様のけろっとした態度に安堵する。
「あ……そうですか。すみません、突然変なことを伺って」
 純粋に見返したいだけか。
 そうだよな。寵愛者様がハイラを、なんて有り得ない。普段の態度にだってそう思わせるような点は一つもない。
 冷静になれば分かるような簡単なことなのに、老化が進んでるのか、これは。
 年か、年なのか。