「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
脳筋は良いものです
2013年10月03日 (木) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! 前提なし(強いて言うなら、グレオニー友情verBED) !!
レハト様:女性/一人称[私]/not王/衛士
視点:フェルツ
今回は雨男と軽薄の出番あり
ちょこっとローニカも出るよ☆


私の想定する友情C以外のグレオニー友情ルートないしEDのレハト様はことごとく脳筋です。
兄(=グレオニー)の背中を見て育ち過ぎた結果がこれだよ!!
ハイラがグレオニーの制服の背中に「 脳 筋 」って刻んでたんじゃないかな。
洗濯するたび洗濯班にプークスクスされるね★
でも待てよ。
そういや、お偉い人はともかく下っ端衛士どもの洗濯はやはり自力だろうか。
足で踏み踏みするのだろうか。
それとも洗濯板で腕力に物を言わせるのだろうか。
自分の分だけ自分で洗え、なんだろうか。
みんなの分を担当がまとめて洗うんだろうか。

後者の場合、女性衛士の下着なんかも一緒に洗っちゃうラッキースケベな展開もあるのだろうか!?

私は一体何を強調しているのか(゜-゜)
でもダメだ。
女性衛士の下着も一緒くたにしちゃうと、鼻血の染みが増えるだけで綺麗にならないじゃないか!!

なんかもう衛士の背中に、その人となりを表すもの刻んで欲しい気がしてきた。
所謂特攻服のように。
グレオニーは強制的に「脳筋」で良いとして。
衛士長は歴代「衛士長」で良いよね。
後ろから見ても「あ、衛士長だ」ってわかりやすいから。
わかりやすいって大事。
ということは、愛情EDでレハト様とグレオニーのW衛士長の場合は、2着衛士長の制服が製作されるのか。
レハト様は引退時に記念に貰って行くんじゃないかな。
家でコスプレでも出来r
フェルツは無難に「平穏」とか。
モルは「寡黙」あたりで。
ハイラは何だろうなー。
意外とハイラが難しい気がします。
奴を現す言葉にロクな言葉がないのが全ての原因。
さすがに制服の背中に「軽薄」はな。
衛士長に呼び出し食らうwww
ノースタスは「百合璃慧命」だよね、きっと、うん……。





 音 ・・・ 2

 寵愛者様の買出し――とでも言えばいいのか、菓子を買いに行くお供をして以来、何度かグレオニーの代打で同行する機会が増えた。
 以前からの慣習で大半はグレオニーが一人で寵愛者様の面倒を見てるけど、グレオニーも四六時中寵愛者様に張り付いているわけにもいかないし、何より、気を張りっ放しじゃ疲れるだろう。グレオニーにだって休憩は必要だ。
 寵愛者様は我侭も言わないし、ハイラにさえ遭遇しなければ面倒を起こしもしない。だから、グレオニーが休憩している間くらいなら、俺でも十分事足りた。拍子抜けするくらい楽なもんだ。
 今日は一日鍛錬に勤しみ、今はグレオニーと寵愛者様と俺、それに気付いたら加わっていたハイラ、という面々で夕食にありついている。
 カップに手を伸ばしたハイラが、そのままの姿勢でちらりと寵愛者様を見た。
「グレちゃん」
「っ!! レハト!!」
 ハイラの合図に、俺が寵愛者様の皿を避け、グレオニーが慌てて寵愛者様の襟首を掴む。
 今日も無事、寵愛者様がまだ料理の残る皿に顔から突っ込む事態は回避出来た。
 当の寵愛者様は何が起こったのかわらかないらしく、瞬きを繰り返し、グレオニーや俺たちの顔を交互に見ている。
「あのね、その食事中に転た寝する癖、何とかならないの?」
 寝てない、と不満気な声が主張するけど、寝てたよな、今のは。
 やる気に体力が追い付かないせいか、一日中鍛練に勤しむと寵愛者様は例え食事中であってもこうして度々居眠りをする。
 まあ、もう慣れたけどな。とりあえず誰か付いてれば最悪の事態は免れる。初回は回避に失敗して大惨事になったけど、あれはあれで周囲が勉強するために必要だったって事にしてあった。
「やる気があるのはいいけどね、もっと別方向に向けたらどうなのよ」
 ハイラが頬杖を付きながら溜め息を零す。
 あー、ものすごく罠の予感。
 素直と言うか何と言うか、寵愛者様は同じ手に何度も引っかかる。予想通り、 別方向って?、と寵愛者様は嫌そうな顔をしつつ応じた。
「もう少し色気出したらって話。縁談がないわけでもないんでしょ? それとも何、惚れた男でもいるわけ? ま、いるって言っても信じないけど」
 信じないなら言うな!! 聞くな!!、と寵愛者はご尤もな反論をする。
 縁談が山のようにあるのは風の噂に俺も聞いていた。そのほとんどにまともに目を通すことがないのはグレオニーから。成人して直後の頃は、グレオニーと恋仲だとかいう呆れた噂も流れてたけど、あまりにも変化のない二人にそんな噂はあっという間に消え去った。代わりに今じゃ、梨の礫の寵愛者様に直接あたるより、寵愛者様が懐いているグレオニーに頼ろうとする貴族もいるくらいだ。
「レハト? おーい、レハトー?」
「無駄無駄。完全に寝てるわ、その子」
「全く……」
 揺すっても起きる気配のない寵愛者様にグレオニーは苦笑を漏らしつつ立ち上がった。
 グレオニーはこれから本日最後の仕事か。
 寵愛者様が自室以外で寝入ってしまった場合、グレオニーが部屋まで運ぶことになっている。寵愛者様付きの侍従はご老人とサニャさんだし、来てもらうより、こっちが何とかした方が話が早い。
 だが、グレオニーが寵愛者様の手からフォークを取りあげていると、食堂入り口から声が掛かった。
「グレオニー、衛士長がお呼びだ」
「え、あ、は、はい!」
 グレオニーは一度寵愛者様の顔を見、それから入り口へ行こうとしてまたやめた。
 寵愛者様は一度寝てしまうとそう滅多なことでは起きない。だから、ひとまず寵愛者様をこのままにして、先に衛士長の元へ行くか迷ってるってところか。
「私が代わってあげようか?」
「ハイラに代わってもらったってバレたら、後で俺が大変だから遠慮する」
「兄弟揃って失敬だね」
「そう思うんだったら無闇にレハトを怒らせるのやめてくれ」
 本当にな。
 グレオニーに嫌な顔をされ、ハイラは肩を竦めて食事へと戻った。
 とりあえず皿に残っていた最後の一口を詰め込み、手巾で手を拭い、まだ迷っているらしいグレオニーの反対側から寵愛者様の体を支えた。
「俺が代わりに運んでおくから行っていいぞ。部屋で良いんだよな?」
「ああ。悪い、頼んだ」
 寵愛者様を俺に預けると、グレオニーは衛士長のところへ向かった。
 多分、今後の寵愛者様の任務の調整とかだろ。これもいつものことだ。あまり危ないことはさせられないし、かと言って暇にさせておくのも他の衛士の目がある以上拙い。それ以前に、一人だけ仕事がないことを寵愛者様は酷く嫌がった。基本的に、皆と同じ扱いをして欲しがるからな。
 まあ、いい。代打を申し出た以上、俺は俺の仕事をするまでだ。
「よ、っと」
 抱えた寵愛者様は想像していたよりずっと軽かった。
 女性だから、か? まあ、さすがに男だったら俺も寵愛者様の部屋まで抱えて行こうとは思わないけどな。その場合は、グレオニーの部屋にでも放り込んでおく。それで十分だろうし、問題もないだろ。
 しかし、よくこれで鍛錬についてきてるな。食事中に寝るわけだ。 
 寵愛者様は部屋へ運んでいる間、一度も目を覚まさなかった。ただすやすやと寝息を立てている。一度だけ眉を寄せて、ハイラめ……、と呟いたけどどんな夢見てるんだ。
 辿り着いた寵愛者様の扉の前で俺は思案に暮れた。
 どうやって扉を叩けばいいんだ。
 寵愛者様を地べたに降ろすわけにはいかない。これだけ良く眠ってるところを起こすのも可哀想だろう。
 これは抱えたまま何とかするしかないと腹を括った時、扉が音もなくゆっくりを開いた。
「おや、フェルツ殿でしたか」
「グレオニーが手が離せないので代わりに」
「そうでしたか。お手数をお掛けしました」
 たかだか衛士の俺にまで丁寧に頭を下げたのは、寵愛者様に成人前から遣えている侍従のご老人だ。
「俺で良ければ、このまま奥まで運び……お連れしますが」
「ではお言葉に甘えてお願いできますか」 
 老侍従に先導されて、言われるまま寝台に寵愛者様を下ろす。下ろす時に首ががくっとなって一瞬ひやっとしたけど、起きた気配がなくてホッとする。
 お礼にお茶の一杯でも、と勧めてくれるのを丁寧に辞退して、俺は自室へと引き上げた。
 時間が時間だし、長居するのは拙いだろう。
 そう言えば、初めて入った寵愛者様の部屋はなんだか甘い香りがしたけど、菓子でも隠してるのか?