「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
…………。 ※べ、別にタイトルが思いつかなかったわけじゃないんだからね!!
2013年09月22日 (日) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! 前提なし(強いて言うなら、グレオニー友情verBED) !!
レハト様:女性/一人称[私]/not王/衛士
視点:フェルツ
今回はヘタレと軽薄の出番なし


話 、 進 ま ね (゜-゜)
なあ、フェルツ。
頼むよ、フェルツ。
レハト様の何が気に入らないんだよ。
胸か? 胸がないからか!?
まあ聞け、貧乳は希少価値と言う素晴らしい言葉があっ(以下略)

最近気付いたんですが、うちのリタント平和やな
メーレさんが仕事しないからかな★テヘ
(うちのメーレさんは純粋レハト様に絆されるか脳筋レハト様に良いように掌で転がされるかの2択)
レハト様もグレオニーも「え、身分差? なにそれ美味しいの?(бωб)キラキラ」と無垢な目で聞いてきやがるのですが是非そこに全力で躓くようにしたい。
グレオニーなんて愛情Cなのに力技で強引に壁をぶち壊そうとしててなにそれ怖い。
クッ……これだから脳筋は!!
おまえらのせいで全然薄暗いSSにならない!!
謝罪と賠償を要求する!!
愛情Cは二人がなかなかくっつかないのが良いんだろ!?
そういうのは愛情Aでやれよ!!
いや、友情Cでもいい!!
あ、友情Cも飼い主とわんこか……じゃあ無理だな。
スマンカッタ。


拍手ありがとうございます。
とても励みになっております。
ところで、フェルツへの反転ボタンはもしかして壊れているのでしょうか。





 音 ・・・ 1-(2)

 結局、寵愛者様に腕を引かれ、市へと足を運ぶことになった。
 別にいいんだけど。
 扱い方と言うとちょっと大袈裟だけど、グレオニーのおかげでそういうのは大体覚えたからな。そもそも城での生活より田舎暮らしの方が長いせいか、おおらかな性格で、そう滅多なことじゃ怒らない。
 そうすると、そんな寵愛者様を簡単に怒らせるハイラが凄いのか。
 ついでに言うなら、成人後、衛士になった寵愛者様とは先輩後輩として必然的に接する時間が増え、何となくグレオニーの気持ちが分かるようになった――気がする。
 幸せそうに焼き菓子を頬張る寵愛者様を見てると、自然とこっちも顔が綻ぶと言うか。グレオニーと違って、弟って言うよりは、どうしても小動物に餌を与えてるような気持ちだけどな。
「余り離れないで下さいね」
 大丈夫、と応じながらも寵愛者様の視線は目的の店に釘付けだ。
 寵愛者様に連れられて辿り着いた店先では、俺には余り馴染みのない菓子がいくつも並んでいた。自分じゃ滅多に買わないから、何が何だか良く分からない。
 寵愛者様は、どれにしようかな、と楽しげに焼き菓子を物色してるけど、買い食いを許していいんだろうか? まあ、市に店を出せるようなら怪しげなものは売ってないだろうけど。
 先に俺が毒見すべきか? グレオニーは普段どうしてるんだ? 寵愛者様の買い物に付き合うのはこれが初めてで、勝手が分からない。
 グレオニーに聞いておくんだった。
 俺が逡巡している間にも、三つ下さい、と言った寵愛者様はコインと焼き菓子を交換している。
「あの……」
 やっぱりこの場で食べさせるのは拙い。仮にも寵愛者様が買い食いっていうのも、万が一にも何かが入っていた場合も、どちらも拙いだろう。やっぱりここはグレオニーの指示を仰ぐのが得策だ。
 そう思って、買い食いを止めようとした俺の口に、これフェルツの分ね、と寵愛者様は買ったばかりの焼き菓子を押し込んだ。かと思うと、残ったうちの一つに噛み付く。
 期せずして毒見になったわけだけど。
 これでいい、のか?
 でも寵愛者様ももう食べちゃってるし、それを今更吐き出させるわけにもいかない。俺も、一度口にした物を吐き出すのは気が進まないから、ありがたく頂戴することにした。
 美味しいねぇ、と見慣れた笑顔が問いかける。
「そうですね」
 本当はあまり甘いものは得意じゃないけど、口の中の菓子は不思議と美味いと感じた。
 値段見てなかったけど、結構良い物なのか? 高い物は美味い、ということかもしれない。そうだよな、きっと良い材料使ってるんだろうから当然だよな。
「もうよろしいんですか?」
 店を離れ始めた寵愛者様に尋ねると、いっぱい食べると太るから、と拗ねた口調で女性らしいことを言ってみせる。
 一応そういうことも気にしてたのか。
 仕事柄、毎日鍛錬を欠かさなければ、太ろうと思ってもそう簡単には太れないと思うけどな。現に太っている衛士なんて今のところ一人もいない。
 寵愛者様にしたって決して太っているわけじゃない。むしろ華奢な方じゃないか? まあ、子ども時代の名残か、女性的というよりは子どもっぽい丸みが残ってる気はするけど。体型ってのは分化してすぐに落ち着くもんじゃないし、これを口にしたら最後、俺もハイラと同じ運命だから言わないでおく。
「戻られますか?」
 頷いた寵愛者様は寄り道することなく、真っ直ぐに訓練場に向かって進路を取り始めた。
 護衛代わりに付いて来てるのが俺だから遠慮してるんだろうか?
 だが引き止める理由もない。
 周囲に目を配りながら寵愛者様の隣を歩いていると、不意に難しい顔で俺を見上げた寵愛者様が、甘い物ばかり食べてるから胸が大きくならないんだろうか、ととんでもない疑問をぶつけてきた。
 なんで俺に聞く……。
 冗談や揶揄じゃないのはその目を見れば一目瞭然。
 で、俺は糖分と胸筋の関係性についてでも答えればいいのか?
「あー……すみません、俺、そういうことはあまり詳しくなくて」
 そっか、と呟いた寵愛者様はまた焼き菓子に齧り付いた。
 確かにお世辞にも、ある、とは言い難いけどそこまで気にしなくても良いんじゃないか? そんなことで揶揄する度胸があるやつなんてハイラぐらいのものだろう。
 それともこれだけハイラの言ったことを気にするのは、もしかして――いや、ないない。あったらグレオニーが腰抜かす。
「ハイラには俺からもそれとなく言っておきますから」
 これ以上その話を引っ張られたくなくて勝手に話をまとめたのに、うん、と頷いた寵愛者様は、フェルツは良い人だね、と言って笑った。