「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
(またタイトル付けるの忘れた)
2012年04月01日 (日) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! トッズ憎悪AED前提 !!

レハト:女
かなり短め。
今までのトッズ憎悪Aに関するSSは忘れたほうが吉


やあ、みんなの憎悪Aトッズさんだよ☆ぷぷぷ

(てへぺろ☆の次はぷぷぷ☆が最先端らしい)
(覚えた言葉は使ってみたいお年頃)
(ぷぷぷ☆の意味するところなど知らぬわ( ´_ゝ`))

この中に、トッズ憎悪洞窟の前に置いてあった巨石を動かした生徒がいる。
今なら先生怒らないから、自ら名乗り出るように。
いいか、今だけだからな。
後から「実は自分でした」なんて言ったら、先生本当に怒るからな。
さあ、先生が10数える間に前に出なさい。
数えるぞ、いいか。
いーち……にー……さーん……



拍手ありがとうございます。
お返事は先延ばしさせてくださいすみませんorz





 る 影

 意図的に立てられた物音に露台を見れば、中と外とを隔てる薄布の向こうで夕日に呼び起こされた影がゆらりと揺れた。
 寝台の隙間に手を差し入れ、指先に触れた短剣を握りしめたまま、ゆっくりと近付く。
 風に揺らめく薄布の狭間から伸びた指が、私の喉元に絡むのと、私が手にしていた短剣が彼の喉元を牽制するのはほぼ同時だったように思う。
 互いに姿勢を崩さぬ中、風に煽られた薄布が男の顔を顕にした。
「酷いなあ、レハト。殺す気?」
 何が酷いものか。殺意は御互い様だし、第一、おまえを殺して本当に欲しいものが手に入るならとうの昔に実行している。
 トッズの手が離れるのに倣い、私も短剣を引いた。
 皮肉げな笑みを浮かべた男が大袈裟に肩を竦める。
「平気な顔で剣を付きつけるなんて、レハトの愛を疑っちゃうなあ」
 何を馬鹿なことを。
 私が愛したのはおまえではない。私が愛したのは、おまえ自身が封印した、けれどおまえの中にいる、かつてのトッズだ。
「哲学的だねえ。でも俺は俺よ? 何も変わっちゃいない」
 自分で解らないだけだろう。
 おまえは私のトッズではない。断じて違う。
 吐き捨てると、トッズがするりと私の腰に腕を回し、その胸元へと引き寄せた。
 一瞬だけあのトッズが過ぎる。
 目尻を下げて優しく微笑み、確かな愛情の滲んだ声音で名を呼んでくれたトッズ。
 だが、馴染んだ匂いは確かにトッズなのに、今、目の前で聞き分けのない幼子に対するように短く嘆息した男は私のトッズではなく、それがやるせない。
 目を閉じればあの日のままのトッズなのに。
 その目を見れば私のトッズは瞬く間に消えてしまう。いっそ、この未練も切なさも、この男ごとまるごと消し去れたらいいのに。
 だが、この男の中に確かに彼がいる以上、それは私には出来ない相談だった。
「まあ、もしレハトの言う俺がいなくなっちゃったんだとしたら……殺したのはレハト、おまえだよ」
 囁きと共に耳朶を食まれ、総毛立った勢いのままにトッズの体を押す。
 が、頑健な男の体はびくともしなかった。軽く回すだけだった手があからさまに肉に食い込む。僅かな痛みと共に嫌悪感が募る。
「俺に言わせれば変わったのはレハトの方でしょ? いつからだったっけなあ、レハトが俺の欲しいものくれなくなったのって」
 わざとらしく嘆く声がひどく耳障りだった。
 おまえが欲するものなど私の知ったことではないし、はいどうぞ、と差し出す気にもなれない。
 隙間なく抱き寄せられた体を少しでも離そうともがくが、力を緩めるどころか、撫でるように這い上がった男の不躾な手が私の胸をわし掴む。服越しとは言え、不快なことに違いはない。
 力任せの動作に痛みを感じ、眉を寄せるとトッズの顔をした男が喉の奥で笑う。
「帰って来るといいね、レハトの大事な人」
 そう囁くと私の体を半ば突き飛ばすようにして解放し、訪れた時同様、ふらりと男は姿を消した。
 朱色の空はゆるりと色を変え、端に紫が滲み始めている。
 また今日も会えなかった淋しさに溜め息を落とす。
 ずっとずっと待っているのに。
 あの日誓った言葉の通り、トッズだけを待っているのに。
 どうして。
 ねぇ、トッズ。
 どうしたらまた貴方に会える?

[ 完 ]

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