「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
全ての衛士にありがとう!!
2012年02月18日 (土) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー友情BED前提 !!
レハト様のスペック→性別:男、職業:衛士
グレオニー友人口調
フェルツもハイラも出るよ!(・∀・)


祝・投票無事終了。
ハイラとフェルツが仲良く同数で、党員の本気を見た気がしたwww
そして魚の国にお住まいのタナッセ☆マスター様、エロ決定おめでとうございます。
みんな、正座待機の時間だぜ!!


素人童貞雨男衛士も、
事なかれ主義衛士も、
軽薄皮肉屋衛士も、
屈強無口熊衛士も、
性別反転で一気に有能指数上昇衛士も、
ユリリエ様に踏まれ隊衛士も、
来るきっと来る衛士も、
ア行最弱衛士も、
謎の同僚衛士も、
素直な若者衛士も、
貴族の腰巾着衛士も、
テエロさんにアレされた衛士も、

衛士のみんな、お疲れさまー!!
そして衛士に愛を注いだみなさんもお疲れさまー!!


そして今からグレオニー党員として失格な一言を言おうと思う。



グレオニー父の名前ってどこで出てきた(゜-゜)



ちょっと探してくるぜ!!(キリッ
(※見つけたよ! いつも拾った手紙をホイホイ届けに行っていたせいで見落としていたとはorz<正直者は馬鹿見るな!)

拍手ありがとうございます。
励みになっております。





 日 和

 昼食用の大きな鍋の蓋を取り、中を確認したハイラが眦を吊り上げるのを見て、僕はそそくさとグレオニーの背に隠れた。
 普段はまだ全然届かない身長が恨めしいが、こういう時は便利だと素直に思う。
 完全にグレオニーの陰になるような態勢で、椀に残っていた汁を啜る。旨い。
「ちょっと寵愛者様、肉は衛士全員平等! 一人で食べるなって何回言えば分かるのかね、そのポンコツ頭は!!」
 ずずず、と啜る音で居所がバレたらしく、ハイラは明らかにこちらに向かって怒鳴っている。
 ポンコツとは失礼な。全員平等だと教えられたからこそ、ハイラの分だけをこっそり失敬したんじゃないか。それをポンコツ呼ばわりされるとは心外だ。
「私の分なら食べても良いって発想に疑問は持たないわけ?」
 残念ながら、一切持たなかった。持ってたら今頃僕の胃に二人分の肉は収まってない。そんなことも分からないとは。どちらがポンコツなんだか。
「あのですねえ、寵愛者様?」
 それから、レハトで良いと何回言わせれば気が済むんだ。ハイラはちょっと耳が遠いんじゃないのか?
 グレオニーの背後から、彼の椀に残っている野菜を少し頂きながら突っ込むと、ハイラが眉を潜めた。
「グレちゃん、あんたの椀、狙われてるよ」
「ああ、肉はもう全部食ったから大丈夫だ」
「そういう問題!?」
 そういう問題。
 ほら、と取り易い位置に移動された椀から遠慮なく残っていた野菜を頂く。
 ハイラが心底迷惑そうな顔で僕とグレオニーを見た。
「グレちゃん、あんたがそうやって甘やかすから、寵愛者様がとんでもない我が儘に育つんじゃないの?」
「このくらい我が儘のうちに入らないだろ」
 何をそんなに目くじらを立てる必要があるのかと言外に匂わせたグレオニーに、ここぞとばかり、そうだそうだ、と加勢する。
 げんなりとしたハイラが諦めがちに首を振った。
 そこに巡回を終えたフェルツが、額に滲んだ汗を拭きながら合流する。僕が、場の空気を読ませたら衛士一なんじゃないかと個人的に思っているフェルツは、案の定瞬時に状況を察したらしく、口元に苦笑を浮かべた。
「また揉めてるのか?」
「例のように例の如く、寵愛者様が人様の分まで肉をさらってったから、残念だけど、もうロクなもの残ってな」
 フェルツの分なら先に取り分けてある。
 ハイラの言葉を遮り、フォークを口に挟み――行儀が悪い、と眉を潜めたかと思うと、グレオニーがさっと僕の口からそれを取り上げる――、たっぷりと具のよそわれた椀を差し出すと、ハイラの目に剣呑な気配が宿った。
「なに、その扱いの差」
 だってフェルツは友達だから。どんなに口を酸っぱくして、名前で呼んで欲しいとお願いしても聞く耳を持たない、心の冷たい壁のある人とは扱いが違って当然じゃないか。
 ね?、と極上の笑みを浮かべてみせると、ハイラの目の下がひくひくと蠢いた。
「あー……俺の分けてやるから、あんまり怒るなよ、ハイラ」
「フェルツ……あんた本当に良い奴だよね。今度、可愛い子紹介してあげる」
「や、それはいい。レハトもあんまりハイラに意地悪するなよ」
 苦笑を隠さないフェルツに頭を撫でられながら、ハイラ泣いちゃうもんね?、と茶化す。すかさず、誰の話?、と尖った声が割り込むが素知らぬフリを決めこんだ。
「話を戻すけど、ハイラが頑なに名前で呼んでやらないからレハトが拗ねるんだって。別にいいじゃないか、もう皆レハトって呼んでるんだし、ハイラも」
「お断り。私は実力行使には屈したくないね」
 グレオニーの取り成しにもハイラが譲る気配は微塵もない。
 僕がわざと悄然と肩を落として見せるが、ハイラはどこ吹く風。鼻で軽く笑い飛ばしただけだった。
「はいはい、寵愛者様可哀想、可哀想」
 チッ、駄目か。まあ、ここで容易く懐柔されるようじゃハイラと言えないし、そんなハイラは気持ち悪いから気にしない。
 気を取り直し、ところで今度娼館とやらに行ってみたい、と話をぶった切ると、ハイラは目を眇め、フェルツは聞こえないフリを決め込み、グレオニーは真顔になり、昼食を口にしていた連中が一斉に吹き出した。
 汚い。
「何それ、私に案内しろって催促? やだね、絶対お断り。それに、あんたの保護者代理も許してくれそうもないけど?」
「当たり前だ。絶対駄目に決まってる」
 険しい顔でグレオニーがハイラに同調する。
 みんな行ってるのにどうして僕だけ仲間外れなんだ。納得のいく説明が出来るなら、してみろ。さあ、さあ!
「そ、それは、その……」
 しどろもどろになったグレオニーを見兼ねたのか、ハイラが鍋に残ったなけなしの具を漁りながら口を挟む。
「そんなところに連れてったのが知れたら、私らの首が飛ぶんだよ。あんた仮にも寵愛者様なんだから、少し自覚持ちな」
 じゃあ、寵愛者命令。
 連れてけ。
「うわー、悪質な職権濫用」
「そ、そうだ、レハト、その気もないのにそういうところに行くのは相手にも失礼だろ?」
「グレちゃん、自分で言ってて耳痛くない?」
「う、うるさい! 元はと言えばハイラが変な話を吹き込むからだろ!?」
「そうだっけ?」
「しらばっくれるな!」
「記憶にないからねえ」
 気が付けば、僕そっちのけでグレオニーとハイラの口論になってしまっている。
 寵愛者様を放っておくとは良い度胸だ。後で覚えてろ。
 話をどう本筋に戻すか思案する僕の眼前に、旨そうな肉が一枚飛び込んできた。フォークの主はフェルツだ。
「ほら、俺の肉、一枚やるからその話は忘れろ。な?」
 肉。肉、肉、肉――うん、悪くない取り引きだ。
 過熱する二人の口論を聞きながら、僕はフェルツが差し出した肉を一口で頬張った。
 肉、旨い。

[ 完 ]

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