「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
賄賂待機なう
2012年02月12日 (日) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー友情BED前提 !!
レハト様のスペック→性別:、職業:衛士
グレオニー友人口調


自分で書いておいて何ですが、最終的にこの二人は結婚する気がするwww
お互い相手が見つからなくて、だったら気も合うしー、みたいな展開で。
結婚後、変に女扱いされてレハトが途方に暮れるといいよ!!
下着一枚でうろうろしてグレオニーに怒られるといいよ!!
(そして今更気付いたけど、友情BEDに友人口調ないのか、そうか……(´・ω・`)<ちぇっ)

さて、本題。
投票の話になりますが、

短い春だったな、グレオニー……。

わかっちゃいたが、天下は三日も持たなかったな!!アハハハハ!!
王子党強いなー。さすがだねー。
こうなったら、私はただ座して賄賂を待つのみ。
王子党の方からでもいいのよ?
グレオニーを提供してくれた方に投票するわよ?

しかし、投票期間中、我ながら良くがんばったと思います。
無理無理無理無理!!、と叫びながら、結局試合毎にSSうp出来たし。
ネタを提供し続けてくれたグレオニーと己の受信機に感謝。

拍手ありがとうございます。
己と支援との戦いもこれにて幕でございます。
もうHP0なんだ……ぜ……_ノ乙(、ン、)_





 と し て 弟 と し て

 全体訓練の後、手ぶらでふらふら最後尾を歩いていると渋面を隠そうとしないグレオニーに捕まった。
 捕まるのは時間の問題だと思っていたし、暇を持て余しているから別段困らないが。
「レハト、どうして手ぶらなんだ」
 他の衛士が持ってくれた。
「持ってくれたって……どうせまた、やーん重いー、とか何とか言ったんだろ」
 私の口真似をして見せたグレオニーを、上手い上手い、と手を叩いて褒めるとグレオニーは更に渋い顔をした。
 そんな顔をされる謂われはないのだが。
 第一、分かってるならいちいち聞かないで欲しい。別に、寵愛者の地位に胡坐をかいて、誰かに無理やり押し付けたんじゃない。持ってくれると言うから、親切に甘えて任せただけだ。これのどこが何が悪い。
 頬を膨らませると、グレオニーが形容し難い表情で溜め息を吐いた。
「あのな、いつも言ってるけど、もっと衛士としての誇りというか、自覚というか、そういうのをだな」
 そんなこと言われても困る。
 新入り衛士の全体訓練にしても、私の場合、危ないのであちらで座って見ていて下さいだとか、レハト様は参加なさらなくてよろしいですからだとか、そんなのばかりだ。
 薄々気付いているとは思うが、まともに手合わせをしてくれるのは、グレオニーにフェルツ、ハイラくらいで、あとは大抵理由をでっち上げて逃げる。
 それにどんなに腕を研いたところで、寵愛者である私が誰の護衛に付くと言うのか。貴族の護衛など、どちらが守られるているんだか分からなくなるのがオチだ。可能性で言えばヴァイルがいるが、彼の周囲には私なんて足元にも及ばない屈強な連中が張り付いている。私の出る幕などない。
「じゃあなんで衛士の道を選んだんだ?」
 体を動かすのは好きだし、一番性にあってると思えたから。
 小難しい書類と睨めっこするのは苦手だし、着飾られてちやほやされるのも座りが悪い。
「衛士になるって言った割には女選ぶし」
 女性衛士を差別する気か。
 きっ、と睨むとグレオニーが慌てて手を振った。
「そういうんじゃなくて。男の方が力はあるだろ?」
 それは認めよう。
 認めるが、さっきも言った通り、特定の誰かに仕える道がないなら、私にしてみればどちらを選んでも一緒だ。
 それなら、女っ気のない可哀想な衛士の生活に張りと潤いを与えてやろうという私の優しさに文句があるのか。あるなら聞こうじゃないか。
「まあ、確かに張りと潤いは十分提供されてるけどな」
 グレオニーが苦笑した。
 その気持ちは解らないでもない。当の本人である私が些か面食らう程度には、その効果が出ている。何しろ、全体訓練から外されてすることがなく、さりとて一応新入りだからその場からいなくなるわけにもいかない私が、訓練に勤しむ衛士にそっと微笑んだり、手を振ってみたり、はたまた、頑張って、などと軽く応援してやるだけで、俄然士気が上がる。
 我ながらそら恐ろしい影響力だ。
 指揮官としては最高位に属する統率力だと思う。
「ところで、最近やたらあちこちから手合わせを申し込まれるんだけど、レハト、何かやらかしたか?」
 なぜまず私を疑う。
「いや、疑ってるわけじゃ……」
 確かに、私に正式に申し込む気があるなら、最低でも兄代わりのグレオニーを倒してからにしてね、とは言ったが。
「レーハートー……やっぱり言ったんじゃないか! あー、それで何か色々納得した」
 色々とはなんだ。
 私はそれしか言ってない。
 それに、可愛い可愛い弟の配偶者候補を見極めるのも、立派な兄の務めだ。務めを放棄しようとするな。
「最近、お兄さんと呼ばせてもらっても良いですか、とか妙なことばっか言われるから何事かと思ったんだよ」
 レハト絡みか、とグレオニーはぽんぽんと私の頭を叩いた。
 成人してからこっち、矢鱈めったら告白されるから面倒になったのだ。子どもの頃は物の数にも数えられてない感じで楽だったのに。
 グレオニーが蹴散らしてくれるなら、こんなに有り難いことはない。
 小さく溜息を漏らすと、グレオニーが慰めるように頭を撫でてくれる。
「まあ、いいけどな。でも万が一、俺が負けたらどうするんだ? そいつと結婚するのか?」
 まさか。
 そもそも、グレオニーに勝ったら結婚するとは一言も言ってない。あくまでそれが最低基準というだけだ。要は、グレオニーに勝てないうちは結婚相手の候補としても見ません、という意味に過ぎない。
「そうか。だったらいいけど。負けたらどうしようと思って、ちょっと冷や冷やした」
 そんなこと言って、今ならほぼ負けない腕前になったくせに。
 からかい半分、本気半分で肘で突くと、グレオニーは照れ臭そうに笑った。
「おかげさまで。それにしても、将来レハトがちゃんと結婚出来るのか、ものすごく不安だ」
 それは私の台詞だ。
 年齢的に言って、私より先に結婚すべきなのはグレオニーじゃないか。グレオニーこそ良い相手を見付けないと、あっという間に適齢期を過ぎておじさんだ。おじさんを相手にしてくれる若い子なんて、早々いない。
「あー、言われてみればそうだった。耳が痛い。お互い、良い縁があるといいけどな。俺はどうかな、しがない一衛士だし」
 縁はただぼーっと待っててもやって来ない。積極的にこちらから探さないと。
 にやりと笑って挑発すると、グレオニーも同じ顔を返す。
「お、生意気」
 そう言ったグレオニーが私の髪を容赦なく掻き回した。
 髪が乱れる!、と抵抗すると、衛士が髪型がどうのこうの言うな、と更にぐちゃぐちゃにしようとするから、両腕で頭を庇う。
 腕の隙間から、尚も手を差し込むグレオニーから逃げるようにじゃれ合いながら、遠くなった最後尾を追った。

[ 完 ]

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