「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
……!?(゜Д゜)
2012年02月06日 (月) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情ED前提 !!
婚約中
レハト様:女(当たり前ですが)
フェルツ視点
※ハイラも出るよ☆


あと何本SS書けばいいのだorz<もうオーバーワークです本当にありがとうござ

そんなことはどうでも良くてだな。

引き分けた、だ……と……?

いや、どうもグレオニー党員の活動時間は夜っぽいから、夜になったら昼間に離された票差もちったあ縮まるけどそれまでだろうな( ´_ゝ`)、なんて高を括っていたのだが。
え、え?
ななななななんだ、何が起こったのだよ。
衝撃の展開に思考回路が全くついていかぬ。
え、なに、マジでどういうことなの?
これは夢? 夢なの?
意味がわかりません(゜-゜)

って、

今総得票数1位かーーーーーーーー!!  ゜        ゜    ( Д )<ヒイイィィィィィィ!!!!!
(18:41現在)

これはきっとドッキリだ、ドッキリなんだ。
どこからか「大成功」とか書いたプラカードを掲げて笑顔のレハト様が出てくるんだ。
そうに違いない。
俺は騙されない、騙されないぞ!
だ、騙されないんだからね!!
でも一応現実だった時のために胃薬を補充しておこう……。

拍手ありがとうございます。
想定外の展開にひたすらおろおろしています。





 め や 歌 え の

 年が改まり、ヴァイル様が正式に即位し、それと同時に寵愛者様は陛下の右腕として政務の一端を担うようになったらしい。
 その寵愛者様の婚約者とも言うべきグレオニーは、沈んでいた頃が嘘のように頭角を顕し、あっという間に次期衛士長候補にまで上り詰めていた。
 要はそれぞれ忙しいみたいだ。酒が入るとたまにグレオニーの口からそんな愚痴が飛び出す。それを宥める俺の役目も相変わらず健在だ。
 というわけで俺が酒宴の席で、代わり映えのしないグレオニーの愚痴を拝聴していると、グレオニーの正面に陣取っていたハイラが何気なく口を開いた。
「グレちゃんさあ、寵愛者様とイチャつくのは構わないけど、もう少し人目に付かない場所でやった方がいいんじゃないの?」
「……唐突に何の話だよ」
 呆れた様子を装いつつもニヤニヤ笑うハイラにグレオニーが警戒を強める。
 お、少し成長したな。
「寵愛者様が待った掛けてるのに、もう少しだけとか何とか言ってグレちゃんが強引に寵愛者様にキ」
「わー! わーわーわー!!」
「グレちゃん、うるさい」
 わざとらしく耳を塞いだハイラに対し、グレオニーは酸素の足りない魚のように口をパクパクさせていた。
 受けた衝撃の度合いは俺にも理解出来る。誰だって恋人とイチャイチャしてるところなんて見られたくないだろう。それがハイラなら尚更だ。後で散々からかわれるのが避けられないのは兎鹿でも分かる。俺だって御免被りたい。
 やがてグレオニーが喉から振り絞るように音を発した。
「な……おま……そ……」
「フェルツ、通訳」
「無茶言うな」
 さすがに断片的過ぎて訳せない。
 まあ、要は何で知ってるんだ的な内容だろう。
 そう聞いたところで事態は全く改善しないけどな。
「ぬ、盗み見……いや、盗み聞きか? ああもう、どっちでもいいや。と、とにかくあの時近くにいたのか!?」
「いたよ。二人がイチャイチャし始めるもんだから、出るに出れなくて仕方なくそのままその場に」
「だ、だからってわざわざ言わなくても」
「言わないとわかんないでしょ」
「そ、それは、そう、だけど」
「次期衛士長候補ともあろうグレちゃんが、下に示しの付かないことしちゃいけないと思って、私は心を鬼にして」
「嘘だ!」
「うん、さすがにそれは嘘。でも目撃したのは事実だからね」
「フ、フェルツー」
 グレオニーがいまや衛士長候補筆頭とは思えない情けない顔と声で俺を見る。
 変わらないよなあ、こういうところは。
「俺に縋るな」
「グレちゃん、発情期? 欲求不満?」
「ち、違う!」
「でも意外だったのはどちらかと言うと寵愛者様の方かね。まさか、あの寵愛者様があんな色っぽい声」
「……色っぽい声?」
 あ、今地雷踏んだ。
 グレオニーの声が一段低くなったのに気付いたハイラが咄嗟に口を噤む。でも遅い。その証拠にグレオニーの目はしっかり据わっている。
 寵愛者様のこととなると途端にこれだ。わかりやすい。
「落ち着こう、グレちゃん」
「俺は落ち着いてる。まさかハイラ、おまえ、レハト様のことが」
「それはない。誓って有り得ない」
 僅かに椅子から腰を上げ、今にも胸倉を掴んで締めそうな気配のグレオニーに、ハイラは心底嫌そうに可能性を全否定した。
 俺もハイラが寵愛者様に横恋慕ってことはまずないと思う。仲も悪けりゃ相性も悪い。何かって言うと、ハイラが面白がってからかうからな。
 寵愛者様も意外と気が強いから、売られた喧嘩は買う方だし。
 俺やグレオニー、他の衛士が相手なら多少礼を欠いても笑って流して下さるのに、ハイラとはよっぽど反りが合わないらしい。ハイラの無礼が度を越しているから仕方ないのか。
「俺も保証してやるから落ち着けよ」
「……フェルツがそう言うなら」
 グレオニーは明らかに渋々といった体で椅子に座り直した。
 酒宴の席を決闘にする気か、おまえは。必要とあらばそれも辞さないのが怖い。俺は同僚のどちらかが死体になる瞬間なんて目撃したくないぞ。今なら十中八九ハイラだろうけどな。
 何とか一触即発状態を逃れ、他愛ない話を肴にちびちび飲んでいると、新入りの衛士たちがグレオニーを取り囲んだ。
「グレオニーさん、俺たち聞きたいことがあるんです」
「お、仕事熱心だな。どんなことだ?」
「いえ、仕事の話ではなくて寵愛者様のことなんです」
「レハ……寵愛者様の、こと?」
 何かを感じたのか、グレオニーの頬がひくりと引き攣った。
 うん、俺もその予感は的中してると思う。
 グレオニーが一瞬のうちに全身から逃げたい空気を醸し出すが、四方を囲まれちゃ無理だ。
「はい! 俺たち、衛士になったばかりで、遠くからお見掛けすることはあっても直接お話なんてしたことなくて」
「グレオニーさんは寵愛者様と婚約してるんですよね?」
「どんな方なんですか?」
「お二人はどんな切っ掛けで知り合われたんですか?」
「いや、ええと……その……」
「寵愛者様と婚約して大変なことって何ですか?」
「寵愛者様とは普段どんな話をするんですか?」
 矢継ぎ早に質問が飛ぶ。
 完全に腰が引けてるぞ、グレオニー。
 職務に関してなら先輩らしく振る舞えても、色恋沙汰になると相変わらずだ。
「可愛い後輩の頼みなんだから聞いてあげなよ、グレちゃん」
 グレオニーが若い衛士たちの熱の篭った勢いに気圧されているのが面白いのか、ハイラがさらりと衛士たちの肩を持つ。
 グレオニーが困るのも分からないわけじゃない。
 人に自慢気に語れるような出会いじゃないからな、こいつの場合。後輩たちの期待はずれもいいところだろう。寵愛者様と婚約して大変なことは、城内でうっかり出くわした貴族に嫌味やら当て擦りやらを言われることあたりじゃないか? 何しろ、貴族が前王に牽制されて動けないところを横から掻っ攫ったようなもんだし。普段の会話についてはさすがに俺にも想像付かない。
 懸命に目で救助信号を送るグレオニーに、がんばれよ、と無言で激励を送り、俺は視線を反らした。
 今だけじゃなく、この先、嫌でも何度も通らなきゃいけない道ってことで。
 すまん、グレオニー。

[ 完 ]

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