「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
グレオニー、新しい手袋じゃ!
2012年01月28日 (土) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情ルート前提 !!
レハト様:未分化(当たり前ですが)
生涯のラッキーアイテム:手袋
フェルツ視点


なんか、まえにもおなじようなはなしをかいたきがするの。
でも10KA、気にしない☆

今回のカード、へたれ王決定戦だったんですね(←いつも何戦か確認してないというダメさ加減)。
新しい手袋をはめてがんばれ。
まあ王子に勝てるとは思わないが。
善戦すりゃそれでいんじゃね?
せめてダブルスコアだけは避けるように。

ゲーム中、グレオニー攻略とかに関わらず、あまり市を使ったことがありません。
使うタイミングを逃すんだよおおおおおおお!!!!
あ!、と思ったら心をこめた贈り物も相手の心を揺らすことない状況になっておるorz
どうやったら占い以外で市を上手に活用出来るの……。
(占いもイベントに関係なかったら触ってなかった予感。一度に二つ以上のこと出来ない(゜-゜)<自分、不器用なので)

そろそろを腹を括って「衛士支援」とか言うべきな気がしてきた。
でも応援してるのメインはグレオニー、サブはフェルツの一本槍だからなあ。
グレオニーがタナッセに抜かれたことよりも、フェルツがハイラに負けてることの方が腹立たしい。
やはり世論はツンデレなのか、くそっ。

拍手ありがとうございます。
頂いた胃薬はグレオニーと折半しようと思います。





 男 と 手 袋

 ふと空を見上げ、俺は眉を潜めた。
 さっきまであんなに晴れてたのに、吸い寄せられるように四方八方から城を目指して雲が集まり始めている。
 これは間違いなくグレオニーの仕業だ。凹んでるのか、逆に有頂天になってるのかは知らないが、原因にまず間違いはない。近頃はどうもこんな天気になりがちだ。
 とりあえずグレオニーを探そう。このまま事態を放っておくとますます地盤が危ない。
 確か、今日は非番だったよな。だとすると、訓練場か寵愛者様のところか。ハイラじゃあるまいし、あのグレオニーが昼間から娼館に行ってるはずもない。
 まずは近場から、と始めたグレオニー捜索は想像以上に早く終わった。営舎から出るなり、訓練場の片隅に座り、ぼーっと手元を見つめるグレオニーに遭遇したせいだ。
 何やってるんだ、あいつ。
「おい、グレオニー」
「え? ……ああ、フェルツか」
「俺で悪かったな」
 上の空で気の無さそうな返事しやがって。
 苦笑しつつ見下ろしたグレオニーの手の中には真新しい手袋があった。
 待てよ。俺の記憶違いじゃないなら、前にも全く同じものを見た気が。
「なあ、それって」
「あ、ああ、うん。その……レ、レハト様から頂いたんだ」
 それでか。どうりで見覚えがあるはずだ。
 先月も先々月も、その前の月も、また更にその前も、寵愛者様から頂いた、とグレオニーが嬉しそうに話していた。
 でも、あんなに嬉しそうにしてたくせに、今月に限ってなんだってこうもぼんやりしてるんだ? まあ、確かに普通なら手袋なんて色気のないものばかり貰っても微妙な気持ちになるかもしれないけど、グレオニーだからな。それはない。そこに気付かないのがグレオニーだ。
「良かったじゃないか」
「そうだな。そう、なんだよな」
 歯切れが悪い。どうせまた一人で悩んで堂々巡りの悪循環に陥っているんだろう。これだから世話が焼けるんだ。まあ、つい首を突っ込んじまう俺も俺か。
 不意に翳った日差しに空を見上げると、順調に雲行きが怪しくなりつつあった。
「何か気になることでもあるのか?」
「あー、いや、大したことじゃないんだけど……何て言うか……どういうつもりで下さってるのかな、と思ってさ」
「どういうって」
 正気か。本気で言ってるのか、グレオニー。それともあえて俺の口から言わせようって魂胆か。や、グレオニーに限ってそんなわけはない。
 ということはやっぱり本気か、本気なんだな。
 それはそれで果てしなく問題だけど。
「寵愛者様御本人にお聞きすればいいだろ。そういうグレオニーはどうなんだよ」
「ど、どうって、俺は……俺は、その……す」
 グレオニーが言い淀み、俺は思わず息を呑んだ。
 だって、す、だぞ。これはもう先に続く言葉は限られてる。
 親友だから本心を打ち明ける気になったんだとしても、寵愛者様より先に俺が聞いても良いものか。
 迷いながらも俺は息を潜め、次の言葉を待った。ここは急かしちゃいけない。あくまでもグレオニーに自発的に自覚させないと。
「す……す……素晴らしい方だと思ってる、勿論」
「……は?」
「ほ、ほら、初対面で失礼なことした俺を、笑顔で許して下さっただろ? 気にするな、なんて言ってさ。気さくって言うか、心の広い、素晴らしい方だよな、うん。さすが寵愛者様。やっぱりアネキウスの目に狂いはないんだなあ、なんて。はは、ははははは」
 グレオニーのくせに一著前に誤魔化したな。普段、態度からダダ漏れだから意味ないけど。
 でも、あれだ、あー頭痛い……。
 いつまで二人のじれったい関係に付き合えばいいんだ。お互い正直に胸の内をあかせば丸く収まるのに。今はその一歩を踏み出すための何かが足りないってことなのか? ぐずぐずしてる間に誰かに掻っ攫われても俺は慰めてやらないぞ。
「……そう言えば、フェルツとも仲が良いよな」
「は?」
「ハイラあたりは明らかに避けられてるけど、フェルツとは結構話してるだろ?」
 ちらり、と見上げられてげんなりする。
 確かにグレオニー以外の衛士の中じゃ、俺が格段に寵愛者様と接する機会が多いと思う。けど、それもこれも結局はグレオニーのせいだ。俺とグレオニーが一緒の時に、あからさまに俺一人を無視するのはおかしいし、グレオニーがいない時は大抵グレオニーの居場所を聞かれてる。
 これのどこが仲が良いんだ。グレオニーの目の見事なまでの節穴っぷりに、いっそ拍手を送りたい。
 無意味で的はずれなヤキモチを妬いてる暇があるなら行動に移せ、行動に。
「気のせいだろ」
「そう、か? それなら別にいい……あ、いや、良いとか悪いとか俺には関係ないもんな。そうだそうだ。関係ないんだ……」
 なあ、自分で言って自分で落ち込むのやめてくれないか。
 グレオニーに呼応するように、垂れ込めた雲から景気良く雨粒が落ちてきた。
 あーあ……。

[ 完 ]

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