「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
四つ巴の戦い
2012年01月25日 (水) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情ルート前提 !!
レハト様:未分化(当たり前ですが)
グレオニー視点
恋に悩むお年頃☆
※本家イベントのネタバレが一部あります。未攻略の方はご注意下さい。


投票期間と言うことでものすごい勢いで書きかけやら書き溜めていたものを消費していますが、そろそろネタ切れ起こしそうですorz
投票終わると同時に半世紀くらい更新止まるんじゃね?ってレベルよ。
ネタ被りは笑って流してつかーさい。

しかしまあ、さすが二冠王。選挙王。
タナッセ党の反撃マジパネェェェェェェ!!!!!!1!!!
3位に食い込むのさえ無理そうだったのに、すでにグレオニーの足元を掴みかけている。
いや、モルの肩に乗ったタナッセが既に掴んでいるじゃなかろうか。
本編では出来なかったくせに印チート(=ヴァイル)を食うなんて、すげえな、おい。
だが待てよ。
この場合、すごいのは王子ではなくて党員の方々じゃないか。
王子何もしてないよね。
とか、王子を愚弄しているからタナッセ党から刺客が来るんですね(゜-゜)

拍手ありがとうございます。
グレオニー党は今日も堅実に4位を狙っていきます(キリッ





 意 の 時

 俺は今地面に減り込みそうなくらい壮大に自己嫌悪に陥っている。
 本当もう、俺、最低だ。兄貴分失格だ。
 そもそもの事の起こりは、七日前。レハトに、分化の時に男を選ぶか女を選ぶか迷っている、と相談されたことにある。どうもヴァイル様とそんなような話をしたらしいんだけど、グレオニーはどっちが良いと思う?、と無垢な目で問われ、その時は咄嗟に脳裏に浮かんだ『女』という単語を渾身の力で掻き消し、参考になりもしない曖昧な返事をした。
 他愛ない悩み相談にも思えるが、これの何がこんなに俺を落ち込ませているかと言えば、俺はレハトの兄貴分だからだ。
 そう、そうなんだよ。俺はあくまでレハトにとって兄なんだ。レハトだって、そう思ってるからこそ気軽に俺に声を掛けるし、俺が砕けた口調で話すことを望んだはず。
 あー!! レハトが、兄と弟なら兄が欲しかったと呟いた時に、じゃあ俺のことを兄貴だと思ってくれて良いとか、ふざけたことをぬかした過去の自分を殴り飛ばしてやりたい。
 いや、でもあの時はほんの少しの野心めいたものがあっただけで、こんなことになるとは思ってなかったし。
 仕方ない、よな?
 とは思うものの、レハトとはちょっと顔を合わせ難くて、あれ以来俺は全力でレハトを避けていた。うっかり訓練場で鉢合わせした時は、巡回や警邏当番、兎に角フェルツに仕事を代わってもらい、非番の日は極力レハトがいそうな場所には近付かないように気を付けて。
 自分で気持ちの整理が付くまでは何としても会えない。平然と兄代わりが出来るまでは。
 そんな日来るのか?と思わないでもないけど。
 あーあ。俺って奴は救いようがないよなあ。
「おい、こら。溜め息吐くのやめろ。嵐が来る」
 いつの間に隣に来たのか、フェルツが言いながら俺の頭を小突いた。
「……悪い」
「寵愛者様が探してたぞ」
「レ、レハト……様が?」
 うっかり呼び捨てにしそうになって、慌てて敬称を付け足した。
 不自然に決まってるけど、そこを突っ込まないのはフェルツの優しさだろう。ハイラならここぞとばかりに突いて来るだろうに。
「それと、最近グレオニーは忙しいのかって聞かれた。適当に誤魔化しておいたけど。おまえ、逃げ方があからさま過ぎるんだよ」
 今度同じことを聞かれたら全部正直に話すからな、なんて苦笑混じりに言われて返す言葉もない。
 どうしたもんか。
 今更だけど、多分、俺はレハトが好きなんだと思う。多分と言うか、絶対確実に。それも弟としてじゃなく一人の人間として。
 これって、どう考えてもレハトの信頼を裏切ってることになる、よな……。
 でも、俺は嘘が得意じゃない。思ってることがそのまま顔に出る。だから会えない。会ってバレてしまうのが怖い。信じてたのに、とか言われたら、それこそもう立ち直れない自信がある。
「で、おまえはまだ迷ってるのか?」
「迷ってるというか悩んでる」
「どっちも同じだろ。後ろ以外に見るところがあるんじゅないのか?」
「え?」
「前見ろ、前。おまえには、このまま何食わぬ顔で寵愛者様の側にいるなんて天地がひっくり返ったって無理なんだから、いっそ華麗に玉砕して来い」
「フェルツ、おまえなあ」
 他人事だからっていい加減だ、と文句を言おうとしてやめた。
 フェルツの指摘は間違ってない。その道しか俺の前には引かれてないのを理解しながら、懸命に目を背けてただけだ。
「玉砕か……」
「決心付いたか?」
「唆した責任取って骨ぐらいは拾えよ?」
「了解。ま、そんなことにはならないだろうけどな」
「え?」
 聞き返してもフェルツは笑って肩を竦めるだけで何も言わない。
 俺には関係ないってことか? この状況で?
 何か隠してるよな、絶対。けど、とりあえず今は忘れることにした。
 同時に二つのことが出来る程器用じゃないのは、俺自身が一番良く分かってる。
 想いをぶつけて、その結果フラれるにしても、一瞬でもレハトが断るのを躊躇うような男なりたい。
 そう強く思った。

[ 完 ]

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