「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
グレオニーさーん、出番ですよー!! ※誤字修正版
2012年01月22日 (日) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情ルート前提 !!
レハト様:未分化(当たり前ですが)
グレオニー視点
( ・ω・)っ胃薬


みんなが!
みんなが胃薬胃薬言うから!!
(まあ、もう必要なさげですが)

ついうっかり手が滑ってbotの反応バリエーションを5種類にしてしまい申した(゜-゜)
あれだね、もういっそ10種とか言う意味不明な感じにしようかね。
(botって時々、あれ!?これ反応するようにしてなかったっけ!?、という単語が出てきて焦ります)
(基本的な単語ほど見落としがちです)

3試合目にグレオニーの登板予定がないので、あらじゃあ優雅にお茶でも嗜もうかしらほほほ、と高みの見物を決め込もうとしていたら、タナッセ党のgreengrassさん(仮名)から脅迫状が届きました(゜-゜)
確かにタナッセ党とはへたれ連立政権を確立できそうだが、私は騙されない!
タナッセが休みの時にグレオニー投票してないだろ!? なあ、絶対そうだろ!?
代わりに本でも投げ付けてやんよ(・∀・)ノ

ちょっと私用で昨日の昼頃から留守にしてたんですが、得票数におけるカビヒゲの逆襲劇に目玉飛び出ました。
いや、ヴァイルに抜かされるのは時間の問題とは思ってましたが、どこから現れたんだ、カビヒゲwww


拍手ありがとうございます。
2回戦敗退の呪いからは逃れられなかったようですwww
それでこそグレオニーwww

※あとでじしょひこうとおもってほうちしたざまがこれだよこんちきしょー……_ノ乙(、ン、)_





 法 ・ 用 量 は お 守 り く だ さ い

 最近、胃の調子が悪い。
 食欲はあるし、至って健康体なんだけど、どうも胃がなあ。
 俺は胃を擦り擦り、溜め息を吐いた。
 医務室にも行ってみたものの、「申し訳ありません。ただ今胃薬は切らしています。当分入荷の予定もありません」って金髪の医者にあっさり追い出されてしまった。
 まあ、そうだよなあ。訓練中とか試合中の怪我ならともかく、衛士がたかが胃痛ごときで来るなって話だよな。俺もそう思う。
 気晴らしに訓練場で気持ち良く一汗かき、やっぱり収まらない胃痛を抱えたまま空を見上げて大きく伸びをしていると、巡回を終えてきたフェルツが俺の肩を叩いた。
 妙に真面目な顔をしてるのが気になる。
「おう、お疲れ。……何だよ、フェルツ。俺の顔に何か付いてるか?」
「グレオニー、これ」
「……薬?」
「いいから持ってろ。悪いこと言わないから持ってろ、な?」
「あ、ああ。ありがとな」
 フェルツは俺の肩を励ますように叩き、それ以上は何も言わずにいなくなった。
 何の薬だ、これ。
 袋を見ると、胃薬、と書いてある。
 フェルツ……持つべきものは親友だ。胃が痛いなんて俺は一言も口にしてないのに、気付いてたんだな。さすがはフェルツ。
 既に姿の見えなくなっていたフェルツに心の中で感謝しつつ、それを俺が懐に仕舞い込んでいると、今度はハイラが近付いてきた。
「やあ、グレちゃん」
「おう。どうした?」
「はい、これ」
「え?」
「人間、無理は禁物だよ。少しは自分の体、大事にしなね」
 そう言ってハイラは俺に小さな包みを握らせると、ひらひらと手を振り営舎へと消えて行った。
 手の中には一衛士の給料じゃちょっと二の足を踏む、見るからに高そうな薬が一包み。そうか、一応貴族だもんな、あいつ。
 で、肝心の中身と言えば胃薬。
 なんなんだ、今日は。フェルツに続いてハイラまで。俺、そんなに胃が痛いって顔に出てたか?
 首を捻りつつ、さっきと同じように懐にしまった。
 あ、せっかくもらったんだし、早速飲むか。そろそろ朝飲んだ分の効き目も切れる頃だし。そうだ、そうしよう。
 意気揚々と営舎へと向かおうとした俺を、珍しい人が呼び止めた。
「グレオニー」
「ノースタスさん」
「おまえも色々大変なようだな。これを飲んで耐えろ」
「は、はあ……」
 ノースタスさんは何だかすごく同情的な目で俺を見たかと思うと、そのまま踵を返してどこかに行ってしまった。
 予感めいたものを感じながら手の中に視線を落とすとやっぱり胃薬。
 俺の胃痛ってそんなに有名? 自分で思ってるより顔色が悪いのか?
 とりあえず、手元の胃薬を見比べる。門外漢だから詳しいことは良く分からないけど、きっと成分とか違うんだろうな。効くといいけど。
 さあじゃあ改めて薬を飲もう、と再び営舎に足を向けたところで、今度は子どもの声が俺を引き止める。慎重且つ早足でこちらに向かって来るのはレハト様だ。
 ……手に何か持ってるように見えるのは幻覚か。
 いつもと変わらない道程を普段より時間を掛けて歩いたレハト様は、俺の側に立つと、ほっとした様子で肩の力を抜いた。
「どうされたんですか? それに、えーと、それは……」
 レハト様の小さな手に、とても大事そうに握られていたのはカップだった。しかも割りとデカい。
 それを零れそうな満面の笑みで俺に差し出す。
「これを、俺に?」
 村にいた頃村長が良く作ってくれた直伝の特効薬だ、と言うレハト様の指には細かな傷がある。
 もしかしてわざわざレハト様手ずから俺のために?、と感動に浸りたいのは山々だけど、カップの中身がそれを許さない。例えようのない不穏な色と怪しげな匂いなんだけど、人が口にして良いものなんだろうか。
 躊躇う俺に、これを飲めばすぐに良くなるから、とレハト様が更に勧める。
 ここで断ったら絶対傷付くよな。
 しかし、レハト様にまで心配を掛けていたのか、俺は。
 申し訳なさに居たたまれないけど、カップを素直に受け取ることを全身の細胞が拒んでいる。
 俺が不審に感じているのを察したのか、レハト様がカップの中身の材料を並べ立てようとするのを慌てて遮って俺はカップを受け取った。
 詳しい材料を聞いたら余計に飲めない気がする。
「ありがとうございます。これは効きそうですね。では遠慮なく」
 うわあ……。
 危険な匂いに鳥肌が立った。
 がんばれ。がんばれ俺。男を見せろ。
 ごくりと唾を飲み下し、大きく深呼吸をしてから一息に流し込む。
 あー、ある意味予想通りの口当たり。でも味は俺の最悪の想像を小指で捻り潰す勢いで不味い。どうやったらこの味が出せるんだってくらいに不味い。しかも変にどろっとしてるから口の中に残る。
 歪みそうな顔の筋肉を無理やり笑みの形に動かす。
「ありがとうございました。良く効きそうです」
 震えそうになる手でカップを返すと、これで明日には良くなってるはずだ、とレハト様は本当に嬉しそうに笑った。
 もういいか、うん。
 想像を絶する不味さだったけど、レハト様が笑ってくれてるなら、それで充分だ。

 翌日。
 胃痛どころの騒ぎじゃなかったのは言うまでもない。

[ 完 ]

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