「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
まだ居座るカビヒゲ
2011年11月18日 (金) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! ローニカ・トッズ(トッコ)愛情ルート前提 !!

レハト:未分化
友情出演:サニャ
トッズとトッコさんが同時に存在するのでパラレルに相当する予感。
一人だけすごく得をしている気がします。


えー、インタビューズで「フェルツEDまだー?(要約)」と聞かれたんでお返事しようと思ったんですが、残念ながら電波の状況が悪く、さらに十円玉も切れてしまったのでお答えできませんでした。
仕方ないよね☆テヘ☆

かもかて逆転裁判は証拠品総当たり戦の結果、無事エンドに辿りつけました。
その間、何度ユリリエを有罪にしたかは言わないでおきます。
主に自分の身の安全のために。
あれだね、インスピレーションで「犯人はおまえだ!」方式は通用しないんだね。
くそっ、第一印象での犯人は当たってたのに……。
自白の強要は無効ってことか!!

今も尚、カビヒゲと死闘を繰り広げているんですが(本家のカビヒゲ祭に乗じて、一気に三本もネタ落としていきやがってあのヤロウ!!)、今度はカビヒゲがメーレさんを連れて来ました。
お、おい、一体私にどうしろと言うのだよ……。

拍手ありがとうございます。
返信不要のエンジェルもありがとうございます。
お返事はまた次回以降。





 ロ イ カ

 今、僕はとても悩んでいる。
 と言うのもさっきから露台にいるらしい二人の口喧嘩が始まったせいだ。
 夜具にくるまりながら思案に更ける間にも二人の言い争いは続いている。
「おや、これはこれはトッコ兄さん。まさか夜這い?」
「同じ年のあんたに兄さんなんて呼ばれる筋合いないんだけど。そっちこそ夜這い?」
「まっさかー。レハトに夜這いをかける不埒な輩がいるんじゃないかと思いましてね。こうして夜間警備を買って出たわけですよ」
「あーら、奇遇ね。私もよ」
 あははははうふふふふ、なんて笑い声がしてるけど、和やかな雰囲気ではないことは経験上間違いない。
 どうしよう。
 トッズもトッコも僕のことを好きだと言ってくれる。勿論、僕も二人のことは大好きだ。だからこそ、大好きな二人にも仲良くして欲しいんだけど。仲良くと言えば、あの二人はローニカともあまり仲が良くないみたいだ。
 どうしたら皆仲良く出来るんだろう。
 夜具毎ごろごろと寝台の上を転がる。
「ま、レハトが成人の儀で女を選ぶまでの束の間の幸せを堪能するのは自由だとは思うけどね」
「あら、レハトが女を選ぶだなんていつ決まったわけ? 本人がそう言ったの?」
「見てれば解るでしょ、嫌でもさ」
「その言葉、そっくりそのまま返してあげるわ」
 険悪な雰囲気は徐々に濃度を増している。
 なぜか二人の口論の種はいつも僕だ。僕が頼りないせいだろうか。僕は僕なりにがんばってるつもりなんだけど。何だか少し落ち込んでしまう。
 でも今は落ち込んでいる場合じゃない。
 やっぱり間に入ろう。きっと何か誤解してるだけなんだから。トッズもトッコも優しい人なんだし、誤解さえ解ければ仲良くなれるはずだ。
 よし、ここは僕が一肌脱がないと。
 そう決心した僕が寝台から降りるのとほぼ同時に部屋の扉が開き、ローニカが顔を見せた。目が合うとやや眉尻を下げる。
「起こしてしまいましたか?」
 僕は首を振った。
 眠気なんてとうの昔にどこかに遊びに出掛けたきり、帰ってくる気配などないくらいだ。
「それならよろしいのですが……少々外が騒がしいようですね」
 トッズとトッコが揉めていると伝えたものか迷っている間に、ローニカは事態を察したらしく、小さく溜め息を溢して僕に微笑んだ。
「私が蹴散らし……いえ、説得しますので、その間レハト様はあちらでお茶をどうぞ。夜更かしは体に良くありませんし、きっと良く眠れますよ。サニャさん、レハト様にお茶のご用意を」
「かしこまりましたです」
 ローニカに背を押され、扉へと向かいながら少しだけ露台を振り返る。
「ま、あんたの言った通り夢を見るのは自由よねえ」
「まったくね」
「レハトが男選んだからって恨まないでよね。逆恨みなんて見苦しいわよ」
「レハトは女を選ぶからそんな心配全くないってば」
「あらやだ。訓練場に随分熱心に通ってるの知らないの?」
「何事にも果敢に挑戦する姿を穿った目で見るのはどうかと思うね、俺は」
「物は言いようね。負け惜しみにしか聞こえないけど」
「どこをどうすれはそうなるかね。トッコ兄さんたら耳が悪くなったんじゃない? 年?」
「同じ年でしょ! あんたこそ、何なの、そのカビヒゲは」
「お洒落よ、お洒落。若者の感性はトッコ兄さんにはわかんないかなあ」
「同じ年! 何度も言わせんじゃないわよ。大体、一昔前の流行を今でも追ってるなんて、これだから年寄りは」
「あれ、もう呆けたの? 同じ年ですけど?」
 ローニカの存在に気が付いてないのか、諍いはまだ続いている。
 本当に僕は後のことをこのままローニカに任せていいんだろうか。でも僕の背を押すローニカの手には有無を言わせない力がこもっている。僕のことで揉めているなら当事者は顔を出さない方が丸く収まる気もするし。
 どうしよう。
 今日、何度目になるか分からない、どうしよう、が頭をぐるぐるし始める。
「それではこちらで暫しお待ち下さい。すぐに片付けて参ります」
 笑顔でそう請け負ったローニカは、単身僕の寝室へと引き返して行った。
 いいんだろうか、これで。
 耳を澄ませてみるが不審な物音や言い争いは聞こえて来ない。
 結局、サニャが慣れない手付きで淹れてくれたお茶を飲み終わる頃、ローニカがいつもと変わらぬ様子で戻って来た。
「お茶は召し上がりましたか? 二人とは話をして下がらせましたから、安心してお休み下さい」
 促されて踏み入れた寝室の露台には、もう人影はなかった。
 上手く収まった、ということだろう。きっとそうだ。
 やっぱりローニカは頼りになる!
 僕は晴れやかな気持ちで寝台に潜り込んだ。

[ 完 ]

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