「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
「衛士と道化師」その2
2011年09月01日 (木) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情ルート前提 !!
レハト様:未分化(当たり前ですが)/一人称[僕]
護衛ルートなう
グレオニー視点
リタントにこんな遊びがあるかどうかなど知らぬー知らぬー
「衛士と道化師」の続きに当たります。


DSのリヴリーアイランドを入手しました。
PC版もやってますが、DSでも相変わらずムシャムシャと虫を食ってくれます。
つまり何が言いたいのかと言うと、

リヴリー名:タナッセ
島名:リタント城

とかにすれば、タナッセに虫を詰める素敵な遊びが出来たんじゃないかということです。

私は天才か(゜-゜)<自分の才能が恐ろしい

GS2は既に花屋5周目に突入。
花屋いいよ花屋(*´Д`)ハァハァ
世間の人気など少しも私の足枷にならないのだよ(*´Д`)ハァハァ

拍手ありがとうございます。
皆様の拍手に私のPCは支えられていますwww





 士 と 道 化 師 ( 2 )

「あ……」
 思わず声を漏らすと、レハト様に睨まれた。誤魔化すように笑って見せると、レハト様はじっと俺を見てからまた並べられたカードへと視線を落とす。
 さっきからレハト様に無言で叱られてばかりだ。口出し無用と分かっていても、つい口を挟みたくなる。
 と言うのも、大の大人が他愛ない遊びで子どもに勝ってしまうのはどうなんだろう、と思うからだ。その上レハト様は俺の主でもある。主に勝つなんて立場上どう考えたっておかしい。
 レハト様が手加減されるのを望んでいるとは思ってないし、単純に貴族相手では出来ない庶民の遊びをしたいだけだというのも分かってる。
 分かってるけど、でもなあ。
 ジレンマに唸りたい俺の目の前で、レハト様の手がカードの上を彷徨う。
 あー、違う違うそこじゃない。右、右だ。そのカードの右を捲れば。
 ヤキモキする俺の目の前でレハト様が違うカードに触れる。
「レハト様、差し出がましいとは思うんですが、本当にそのカードでいいんですか?」
 黙っていられずに思わず口を挟むと、これでいい、と言ってレハト様はさっさとカードを捲ってしまった。
 ああ、それじゃあ次に俺がそのカードを取ることに……いや、待てよ。そうか、違うカードを選べばいいんだ。そうすればきっと、次にレハト様が。でも、今の流れで違うカードを選ぶのは不自然じゃないか?
 そうこうしている間に、レハト様はカードを再び裏にした。迷いを引き摺ったままカードを上で手を右往左往させる俺をにこにこと見ている。
 あんまり時間を掛けてもな。
 そう思ってカードを捲ろうとした瞬間、レハト様に、グレオニーはどのカードがペアになるか分かってるんじゃないのか、と突っ込まれて狼狽えた。
 確かに一組既に分かっているカードがある。そうじゃなかったら、違うカードに手を伸ばしたレハト様をさり気なく誘導しようとしたりなんかしない。
「あ、ああ、そうですね。うっかりしてました」
 子どもに嘘は通用しないってことか。俺が分かりやすいとかそういうことじゃないはずだ、多分。
 仕方なく、さっきレハト様が間違えたカードを引っくり返す。
 本当にいいのか、これで。やっぱり主に花を持たせるのが臣下としてのあるべき姿なんじゃないだろうか。
 頭の中をそんな思いが駆け巡る。悩みながら知らず知らずのうちにカードを捲ったらしく、開かれた2枚のカードは違う絵柄だった。
「レハト様の番ですよ」
 一つ頷いてレハト様がさっきと同じようにカードの上で手を彷徨わせる。
 なんとかして、気付かれないように教えることは出来ないだろうか。なんてそんな都合の良い方法が存在するわけがない。
 俺が密かに溜息を漏らすうちに、レハト様が迷い無くカードを表に返す。
 そんなやり取りを繰り返しているうちに、最後の一組になった。
 最後の一組と言うことはどんなに運の悪い人間でも絶対に外すことはない。外すことはないのに、どうしてよりによって俺の番なんだ……。
 仕方なく、残されたカードを表に捲った。
 数えるまでもなくレハト様の手元のカードより俺のカードの方が多い。
「あの、俺のせいですみません。つまらなかったですよね。今度は別の遊びにしましょうか……って、次があるならですけど」
 申し訳ないやら複雑な気持ちで早口で捲くし立てると、レハト様は笑って首を横に振った。
 そして、次も同じ遊びで良いと言う。
 そう言われてもなあ。お世辞にもレハト様はこれが得意とは言えない。むしろ壊滅的に苦手なんじゃないのか。やっぱり心から楽しむためには、得意な遊びの方が良いに決まってる。
 この先何度同じ遊びを繰り返しても負ける気がしない。そりゃあ勿論、わざと負けることは出来る。出来るけど、それでレハト様が喜ぶだろうか。それに俺には上手く立ち回れる自信がない。そんなことでレハト様の機嫌を損ねるのも、嫌われるのも嫌だ。
 つまるところ、やっぱり話は同じところに戻ってくる。
「じゃあレハト様の得意なことってなんですか? 次はそれを生かした遊びをですね……」
 言い終えるより先にレハト様が何度も首を振る。
 どうしてもこれがいいらしい。
 参ったな。
 レハト様を上手く説得出来るだけの名案が浮かばず黙り込んだ俺の手を取り、レハト様が小指に小指を絡め、昔良く聞いた歌を歌いながら上下に振る。
 指切りまでされては断れない。
 レハト様がどうしてもと言うのだから大人しく従っておけばいいのか? 少なくとも機嫌は悪くない、というかむしろ良さそうだ。
 それなら俺には断る理由はない。
 レハト様が口ずさむ歌に俺も声を合わせた。

[ 今度こそ本当に完 ]

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