「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
どうも、グレオニー党員です
2011年07月29日 (金) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情ルート前提 !!
レハト様:未分化(当たり前ですが)/一人称[僕]
護衛ルートなう
グレオニー視点
リタントにこんな遊びがあるかどうかなど知らぬー知らぬー


ハイラは一回お休みです。
ここグレオニー党だからね☆
って、しまっちゃうおじさんがしまってくれた(゜-゜)

とりあえず「衛士党」って文字消して来ます。
まったく、誰かしらね、うちの看板の横にこんな文字書いたの。
ちなみに続くような続かないような見切り発車ですが何か。
(今回もかよ!、とか言うなー)

拍手ありがとうございます。
お返事はまた今度。





 士 と 道 化 師

 一緒に遊ぼう、と訓練場にレハト様が現れたのは良く晴れた日の午後だった。
 特に断る理由も無く、無邪気な提案に二つ返事で頷いた俺は今、レハト様の俺よりずっと小さな手に導かれるまま廊下を歩いている。
 新しい王の即位まで一年を切った頃に不意に第二の寵愛者様が現れた時は、俺には全く関係のないことだと思ったけど、その第二の寵愛者様に気に入られ今や俺は彼の護衛だ。
 当時の俺が今の状況を見たら腰を抜かすな、絶対。
 大体、俺なんかのどこがお気に召したんだろう。自分で言うのもなんだが、基本的に失礼なことしかしてない気がする。初対面で新米衛士だと思い込んだ上にいきなり失礼な口を聞き、その後も全く悪気がなかったとは言え妙な発言が多かったような。
 今、こうして俺が衛士を続けていらるのは完全にレハト様の寛大さゆえだと思う。そうじゃなかったら今頃クビになっていてもおかしくない。確かに、このまま何の目標も目的もなく衛士を続けていていいのかと思う事もあるけど、自分の意思で辞職するのとクビになるのとじゃ大違いだ。
 しっかりと俺の手を掴む小さな手の温もりを感じながらぼんやりとそんなことを考え、前を行く弾むような足取りの背中を見ている間に辿り着いたのはレハト様の居室だった。ぐいぐいと俺を引っ張る力に逆らうことなく中へと足を踏み入れたが、さすがにレハト様が更に奥へと続く扉を開けようとしているのに気付いて俺は足を止めた。
「あ、あの、レハト様、遊ぶのは結構ですが一体どこへ」
 俺を振り仰いだレハト様は当然のように扉を指差した。それはつまりこの扉の奥――レハト様の寝室という意味で。
 それはまずい。どうしてまずいかと聞かれると答えに困るけど、とにかくまずいものはまずい。
 レハト様の手を握り返して引き止める。
「駄目です! 軽々しく貴人の寝室に入るなんて、そんな、絶対に駄目です!!」
 駄目だと連呼する俺をレハト様はしばらくきょとんとした顔で見ていたかと思うと、不意ににっこりと微笑み、俺の手を両手で包み込んだ。
 なんだか顔が熱い。
 言葉に詰まった俺に向かって、ローニカの許可はとってあるから大丈夫だと言い、一瞬他のことに気を取られた隙をつくようにして俺を奥の部屋と引っ張った。気が付けば背後で扉の閉まる音がし、それで漸く自分がレハト様の寝室に足を踏み入れてしまったことを知る。
 妙に跳ね上がった心拍数に少し泣きたくなった。
 レハト様の手はいつの間にか離れている。その場に立ち尽くし、戸惑いながらもなんとか打開策を練る俺をよそに、レハト様は当然のように寝台に近付き、そこから俺を手招く。
「レ、レハト様、あの、俺やっぱり戻ります!」
 完全に顔が熱い。
 い、いや別に変な想像はしてない……はずだ。レハト様はまだ子どもだし、その子ども相手にどうと言うこともない。そう、どうと言うこともないんだ。どうと言うこともないけど、一緒に遊ぶわけにはいかない。
 我ながら矛盾してる。
 とにかく逃げるが勝ちとばかりに回れ右で飛び出そうとした俺より、レハト様が服を掴んで引き留めるのが一歩先だった。寵愛者様の手を振り払う無礼は出来ず、その場で硬直する。
 俺は一体どうしたらいいんだ。
 いつも以上に頭が回らない。
「あの、レハト様、手、手を」
 離してくださいと懇願する俺にレハト様は、神経衰弱は嫌いか?と尋ねた。
 しんけいすいじゃく。
 それはもしかしなくても、記憶力と運が試されるカード遊びの一種のあれだろうか。
 問われて恐る恐る振り返ったレハト様の寝台には一面にカードが撒かれていた。
 あーあーあー、そうか、そうだよな。
 つまりは俺の勘違い。早とちり。レハト様はまだ子どもなんだし、俺のことをそういう風に思ってるはずがない。所詮俺はレハト様の護衛――いや、まだ正式な護衛じゃないから、護衛とすら言えないんだ。
 それにしてもわざわざ寝台を使うことはないんじゃないか?
「えーと、嫌いじゃないですけど、得意でもないですよ」
 そう言うとレハト様は、それで十分だとでも言うようにひどく嬉しそうに笑った。
 そうだよな、突然生活環境が変わって、さあ寵愛者として相応しい振る舞いをしろって言われても、窮屈だろう。たまには村で誰でも知ってるような遊びがしたくなる気持ちは良く分かる。
 どうせ今日は非番なんだ。レハト様の私室――それも寝室という点にかなり問題があるかもしれないが、ローニカさんに話は通してあると言うし、半日くらいレハト様にお付き合いしても多分大丈夫だ。
「よし、分かりました。遊びましょうか!」
 レハト様がアネキウスにも負けない笑顔で頷いた。

[ 完? ]

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