「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
交換条件だから
2011年01月29日 (土) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! リリアノ愛情verBED前提 !!
レハト様:性別[男]/一人称[僕]
ランテ領でのんびり、ちょっとイチャイチャ
レハトは王座をリリアノのケツを追うために捨てました


交換条件で書きかけのリリアノSSを急いで仕上げてみた(・∀・)<ぬうぃー見てるー?

が。
色々と認識間違いが多い気がするのです(´・ω・`)
リリアノとタナッセの口調の違いも把握出来てないわ、そもそもリリアノの口調はこんな感じでいいのかも微妙だわ、ゲームやり直せとか言われかねんwww
陛下好きなんですけどね。
好きなのと書き易さは別物よね。
普段憎悪グレオニーばっかり書いてるツケがこんなところに如実に現れるとは。


グレオニーbotに節分関係のリプを仕込んだらTLがすごいことになってニヤニヤしましたwww
ありがたや、ありがたや。
某T様から「おっさん」コールが来た時は本気で「よし来た!仕込み済みだぜ、俺に死角はねえ!!」と思ったなんてそんなことはないのです。
(もっと小粋なリプが躾けられると良かったんですが、あれが限界orz)





 密 に は 鍵 を 、 貴 女 に は 愛 を

 ランテ領で、僕とリリアノは少し物足りない程平穏な日々を過ごしていた。
 とは言っても移って来た直後からこうだったわけではない。過去に結婚歴があるとは言え、今は独り身の前王が成人したばかりの寵愛者を連れて来たのだから人目を引かないわけがない。余計な詮索をされたり、好奇の目に晒されもしたが、僕が母を亡くしていることが知れると驚くほど急速に噂は消えた。
 こう言ってはなんだが、リリアノが一人息子と折り合いが悪かったのも効を奏したようだ。
 僕はリリアノに母の代わりを。リリアノは僕に息子の代わりを。互いの利害の一致による同居と誰もが考えたらしい。
 リリアノに関してはあながち間違いではないが、少なくとも僕にそのつもりはなかった。しかし都合の良い理由には違いなく、あえて否定も肯定もせず今日まで来ている。
 今日も今日とてランテの屋敷の庭で咲き誇る花を愛でにそぞろ歩くリリアノの背を追っていた。
 誘われたわけではない。
 気付いた僕が勝手に付き従っているだけだ。
 だが、他の侍従ならさりげなく追い払ってしまう頼むリリアノも、僕にだけはそんな素振りを見せなかった。
 僕だけに許された特権。
 たったそれだけのことで喜んでしまう僕は安い男だろうか。だが彼女の側にいられるなら、安かろうが高かろうがどちらでもいい。
 リリアノの指が手近な花をそっと手折った。振り返ったその腕には様々な種類の花が抱かれている。穏やかなその顔は、城ではあまり見なかった表情だ。
「なあ、レハト。お主、城へと戻る気はないか? お主はまだ若い。自ら捨てたとは言え、かつて我が次期王にと望んだ人間でもある。こんな田舎で生涯を終えるのは些か勿体ない。そうは思わぬか?」
 またその話か。もう何度目になるだろう。
 ふと、思い出したように時折リリアノはそう僕に勧めてくる。
 その問い掛けに僕が答えたのは最初の一度きりで、それ以後は答えなかった。答えたところで僕の返答は変わらない。
 リリアノが戻れと言うのなら戻る。
 僕の無言の回答にリリアノは眉尻を下げた。
「お主は卑怯だな。我がそう言えないと知っていて申しておるのだろう」
 軽い肯定を含めて少し笑って見せた。
 リリアノは僕を手放さない。手放せない。確固たる理由はないが、それでも強い確信があった。尤も僕も余程のことがない限りリリアノの元を去るつもりはない。
 僕はリリアノの腕から一輪、目映いばかりに白い花を手に取った。花の造形を崩してしまわないよう気遣いながら余分な葉を落とし、それをリリアノの耳の上を通すように髪に飾る。 
 僕の行動が予想外だったらしく驚きに目を瞠った後、照れたようにリリアノが微笑んだ。
「……若い時分ならまだしも、我には到底似合うまい」
 誰か似合いの年の若い娘にでもしてやれというのならお断りだ。それに今のリリアノにも充分似合っている。むしろ花が劣って見えるくらいだ。
 正直な気持ちを口にすると、リリアノが些か困ったような微妙な顔で僕を見、視線を逸らした。
「口ばかり上手くなりおって」
 呟かれた言葉はきっと照れ隠しだ。
 こんなリリアノをクレッセは知っているのだろうか。
 僕はクレッセに勝てない。タナッセにも勝てない。
 それでもここにいるのは、彼らが容認し得ない王たるリリアノと、王位を退き初めて人たる生を生きるリリアノの、その両方に誰よりも近くで触れることが出来るからだ。
 彼らより多くのリリアノを見ていられる。
 そんな僕を、クレッセもタナッセも羨んだりはしないだろう。だが、それでいい。これはただの独善的な優越感だ。
 リリアノはそれ以上何も言わずに僕に背を向け、屋敷に向かって歩き始めた。付かず離れず、一定の距離を保ったまま後を追う。
 僕はいつまでこうしてリリアノの側にいられるだろうか。
 王座を退き、誰かのためにさえ生きることを望まなくなった彼女に纏わりつく死の影を追い払う術を僕は持たない。リリアノの隣にそれが並び立ち、彼女の首に手を食い込ませる日――彼女の最期の時に、僕は側にいられるだろうか。何も持たない僕の唯一の願いをアネキウスは叶えてくれるだろうか。
 不意の突風にリリアノの髪がまき上がる。髪を押さえたリリアノを、気付けば僕は背後から抱き締めていた。
「レハト?」
 驚きながらも問う声に、なんでもない、と答えると子どもをあやす様に頭を撫でられる。
 僕が望んだ関係じゃない。
 けれど彼女にはこれが精一杯。
 その精一杯が物足りないと言っては罰が当たる。だからこれで満足しなければいけない。貪欲さはリリアノを遠ざけるだけだ。
 でも、そう解っていても募るもどかしさを、僕はどう昇華したら良いのだろう。

[ 完 ]

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