「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
説明しよう!
2010年08月17日 (火) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! トッズ愛情+ローニカ !!
レハト様未分化。
レハト様の愛の力で「父と名乗る男」突破済。
ローニカが何ルートなのか良く分からなくなりました。


タイトルの元ネタが古いとか言ったやつは廊下に立たせる。

こんばんは。
本日グレオニーに「ディレマトイの最新作」を贈られた10KAでございます。
「俺のことはもういいですから王息殿下を応援してさしあげてください!」ってことなの?
それともこれをタナッセにぶつけて1位の座から引き摺り下ろせってことなの?
1位から引き摺り下ろす云々はさておき、ぶつけに行くのはやぶさかではない(゜-゜)


とりあえずなぜこういう事態になったかというご説明を。
事の発端は「コンビ・トリオ投票」で上位が接戦を繰り広げていることでした。
グレオニー党の私には関係のないことよ( ´_ゝ`)、と高を括っていたら、救いを求めるカビヒゲ商人がはい来たドーン。

「いやあ、最近ちょっと困ったことがあってね。聞く? え、興味ない? まーたそんなこと言っちゃって。いいから聞いていきなさいって。ほら、総選挙の最中じゃない? まあ、トッズさんはレハトの1位であれば別に個人戦で1位じゃなくてもいいんだけど、さすがに人間じゃない相手に負けるってのは納得がいかないというかね。そもそもじじいと一緒ってのが一番納得いかないんだけど、それは今は置いておいて。そこでものは相談。ちょっと支援しよう、支援。ね? 今日は年に一度特別出血赤字覚悟の大サービス!! 好きな選択肢、選んじゃっていいから!!」

[選択肢]
 トッズに投票する
 ヒゲコンビに投票する
 トッズの支援絵を描く
 トッズのSSを書く

……おい、無いぞ。
静観もしくは傍観するという選択肢がないぞ、トッズ。
選択肢どこだ!?
隠してる選択肢出せよ!!
個人戦でも団体戦でも1位争いしてるんだから、それでいいじゃん!!
4位を死守出来るかで戦々恐々としてるこっちの身にもなれよ!!

結論:最も投票数に響かなさそうなところ=SSで



余談:
グレオニーとフェルツでW大接近モードが楽しめるパッチはまだですか?





 る 日 の と て も 簡 単 な お 仕 事

 これは商人の仕事ではない。
 では裏護衛の仕事かと問われれば即座に否定出来る。
 どちらにも属さない仕事は自分の仕事なのだろうか。
 ぼんやりと考えながら、トッズはアネキウスが半ば嫌がらせのように惜しみなく愛想を振りまき、残念なことに雲一つない空をちらりと見上げた。
 暑い。
 兎にも角にも暑い。
 拭えども拭えども額から落ちる汗は留まることを知らず、首に掛けた布が時間を追うごとに重みと湿りを帯びて行く。手にした鎌の柄にも汗染みが出来ている。しゃがんでいるせいで余計に暑いのかもしれない。
 絶対に汗臭い。涼を得る代わりにレハトの可愛らしい笑顔を見たいと思う反面、惨憺たる有様の自分に近付いて欲しくないとも思う。トッズ汗臭い、などと言われ顔を顰められでもしたらショックの余り軽く一週間は寝込みそうだ。だが、トッズお仕事ご苦労様、の一言をもらえたらまだまだ頑張れる気もする。
 付かず離れずの位置で、暑いとぼやく事も無く飄々と鎌を振るう老侍従の背を密やかに睨む。
 上手いこと騙された。そもそもローニカが仕事だと言うからついて来たのだ。トッズの仕事と言えば、第二の寵愛者様お抱え商人兼裏の護衛任務であり、つまるところどちらにせよレハトの顔を間近で拝めるということになる。単純思考な己の失態とは言え、餌に釣られてほいほいついて行った結果が中庭の草刈りではさすがに泣きたい。
「あー、レハトに会いたいなー」
 立ち上がり腰を伸ばしがてらアネキウスにそれとなく訴えてみる。
 アネキウスが叶えてくれてもいいし、この呟きが風に乗ってレハトに届くのでもいい。今はレハトの顔を見て和みたかった。出来ることなら、一緒にお茶でも飲んで二人で愛でも語り合いたいところだが。
 呪文のようにレハトレハトレハトと連呼しながら両手を腰に添え、上半身をぐっと後ろに逸らすと、不意に鼻先を銀色に光る物が駆け抜ける。それはトッズの前を通過し、近くの木の幹に嫌な音を立てて突き刺さった。
「……様をお付けしろ」
 ローニカの低い声音に暑さに因らない汗がトッズの背筋を流れ落ちる。
 運が悪ければ当たっていた。否、ローニカは初めから当てる気だったのだろう。当たって死んでも問題ない人間だと思われている自覚もある。
 己の運の良さにトッズは細く息を吐いた。
 次の一手を打たれる前に大人しくその場にしゃがみ込み、やる気なく鎌を左右に振る。それでも刃に引っかかった草は無残に飛び散り、それと同時に独特の青臭い匂いを発した。嗅いでいて気分の良いものではないが、嗅覚が麻痺してきたのか余り気にならない。
 一体あと何時間ここでこうしていればいいのか。
 そちらの方が余程気懸かりだ。
 ローニカの目を盗んで抜け出すのが最も得策なのは端から明白だが、それこそが一番容易ではない。
 どうしたものかと途方に暮れつつ無闇に鎌を動かしていると、廊下を駆ける軽い足音に気付く。弾かれたように顔を上げたが、トッズがそうするよりローニカが立ち上がる方がずっと早く、見えるはずの小柄な体躯は既に視界から隠されてしまった後だ。
 しかしそれしきで諦めるトッズではなかった。僅かな隙をついて顔を見せれば、レハトは無碍にはしない。強い確信を胸に忍び足でローニカの背後に迫る。
「レハト様、如何されました? お休みの時間なのですから、部屋で冷たい飲み物でも……そうそう、先頃珍しい茶葉が手に入ったので、サニャさんに淹れてもらいましょう。冷やして飲むと格別に美味しいそうですよ」
 草を刈るのに振るっていた鎌を鞘に収め、ローニカがそっとレハトの背を押す。トッズから引き離しにかかっているのだ。さすがに仕事が早い。
 だが、だからと言ってトッズに易々と引き下がる気はなかった。侍従として四六時中側にいる権利を得ているローニカと違い、トッズは柱の影からレハトの顔一つ見るのにも何かと理由が必要なのだ。
 その理由が今はある。
 既にトッズの気配には気付いていたのだろう、レハトが不思議そうに視線を送ってくる好機を逃すわけにはいかない。
「レハ……」
「トッズはご覧の通り仕事中ですので。ここの草を一人で刈ると申し出てくれたのですよ。何分人手が足りませんから、大助かりです」
 嘘だ。
 そう思いはしてもレハトの、トッズすごい!!、という素直な感嘆の声を前にしては成す術などない。引き攣り笑顔で手を振り、すごすごと持ち場へ戻る。
 相も変わらずアネキウスは澄ました顔で照り付けていた。
 こうなるとレハト以外の何もかもが憎たらしい。
「はいはい、やりますよ、やればいいんでしょ。やってやりますとも。というかですね、なんなの、ここの草。切っても切ってもすぐ生えてくるんだけど。なに、成長期なの? それとも変な魔術でもかかってんの?」
 ぶつくさと生い茂る草に文句をぶつけながら鎌を一振りし、乱雑に丈を短くする。ローニカがレハトを自室へと引き上げさせる背中をじと目で睨みながら、伸び放題に伸びた草を掴んだ。今度は刃を根元に当てて刈る。
 やれと言うならやってやろう。
 やり遂げた暁にはレハトが今以上の賛辞を並べて褒めてくれるはずだ。トッズすごい、トッズ素敵、トッズカッコイイ、トッズ結婚して。そしてローニカがいない隙に、ご褒美を強請れば完璧だ。
(今に見てろよ、じじいめ)
 こうしてトッズは、約一ヶ月間、暇を見つけては草刈りに意欲を燃やしたのだった。

[ 完 ]

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