「冠を持つ神の手」の感想やら妄想やら色々ごった煮です。
熱くなれよー!!
2010年08月13日 (金) | 編集 |
↓畳んでるSSもどきの説明

!! グレオニー愛情verBED前提 !!
レハト様成人済。
レハト様一人称:私
レハト様の身分:多分貴族
グレオニーの身分:一衛士


これ以上熱くなれないよ(゜-゜)<今はこれが精一杯

かもかて総選挙の後方支援活動の一環です。
かなり前に、ぬうぃーNWYさんに「どうしたらいいねえどうしたらいいとおもうねえねえねえ」としつこく食い下がった物件の前段階の部分だけを置き去ってみる。
構想だけは、出立→会えない時間で愛育ててみる→合流→プロポーズ、まであるにはあるんですが、どうにもこうにも全く埋まらないので「出立」部分だけ独立させることにした結果がこれです。
この先はご想像にお任せします。

個人的には、カッコイイ部類のグレオニーに入ると思ってるんですが。
どうなんだろう。
とりあえず、イケメン指数当社比2倍なのは間違いないです。
ここでの扱い、ひどいからな!
グレオニー党なのにな!!
3回も死ぬとかありえないよな!!
だから、投票後占い師に「グレオニー、おまえのこと宿敵って思ってるよ(・∀・)」(要約)って言われちゃうんだよね。
うん、10KA、分かってる。

欠かさず投票し続けていますが、未だにマイナス方向以外の評価が出ません。
壊れてんのか。
そうなのか。そうなんだな。
蹴ったら直るだろうか。

※GS3のプレイをちょっとお休みしたら、グレオニーかもかてに戻って来れました。
 なにこの吸引力。怖い。

拍手ありがとうございます。
お返事はまた次回。





 約


 とうとう領地へ下る日が決まった。決まってしまった。
 それは即ち私とグレオニーが今以上に離れてしまうことを意味している。解っていた、覚悟していたことのはずなのにひどく心が騒ぐ。今までは王城と言う閉鎖的な環境ですぐ手の届く位置にいた。今後はふとした拍子に顔を見ることも、話をすることも出来なくなる。それが私たちにどんな影響を与えるのか想像すら出来ない。良い方に転がるのかも、悪い方に転がるのかも。
 王城から然程遠くない場所が良いという私の希望は無事叶えられたが、そもそも王城というのは気軽に訪ねて良い場所ではないのだ。
 私の立場上、王城との関係がどうなるかはまだ未知の領域だが、それでも今のままではいられまい。ヴァイルに頼めば事は簡単だが、ただでさえ政務に忙しい彼の手を私事で煩わせたくはなかった。
 だからもうすぐ会えなくなる。
 私の口から零れた溜息は、自身が思っていた以上に重い。
 頬杖を付き、憂鬱にしていると控えめなノックと共に扉が開いた。サニャがきょろきょろと警戒するように辺りを見回し、それからいそいそと私の側に駆け寄る。
「レハト様、届いてましたです」
 差し出された紙は幾重にも折り畳まれている。
 礼を言ってそれを受け取り、破いてしまわぬよう慎重に開いた中にはたった一言、仰せのままに、と幾分癖のある字で刻まれていた。今日会えないか、と私が出した手紙に対するグレオニーからの返事だ。
 私の成人を待たず、グレオニーは護衛を辞任した。人の口の端にのぼる時は、グレオニーの力不足ゆえに私が解任したことになっているのが不思議でならないが、兎に角公に交流出来るような雰囲気でもないため、急遽整えた連絡手段がこれだ。特定の場所に手紙を隠し、それをやり取りする。ただそれだけ。幼い時分に使った子ども騙しな手段だが、思いの外上手くいっていた。私の場合は、身動きが取り難いため、こうして代理でサニャが定期的に覗いてくれることになっている。
「お出掛けになられますですか?」
 頷くと、私が城へ来た頃とは見違える程慣れた手付きでサニャが髪や身形を整えてくれる。
 中庭の散策には護衛は付かない。
 四六時中護衛に張り付かれて困っていたのを見兼ねたヴァイルがそのように取り計らってくれた。おかげで長時間は無理だが、僅かな時間ならば気兼ねなくグレオニーと会える。
 いつものように中庭を散歩してくると告げ部屋を出た。
 待たせては時間が勿体無い。さすがに走るのは躊躇われ、それでも逸る心のまま早足で待ち合わせ場所に向かう。
 辿り着いた先にその姿はまだなかった。どうも気が急いた私が先に着いてしまったらしい。誰も見てないというに妙な恥ずかしさが込み上げる。
 暇を持て余し、足元の石ころを爪先で転がしていると背後の繁みが音を立て、見慣れた顔が現れた。頭に付いた葉を指先で取り除いてやると、やや照れたように笑う。
「遅くなってすみません。抜け出すのに手間取りました」
 別に待つのは苦ではないし、私が待たせることもあるのだからお互い様だ。
 向かい合ったグレオニーはまた少し以前とは変わった気がした。勿論、人相や風体といったものには変わりない。誰もが知る、人好きのするグレオニーのままだ。纏う空気が変わったというのが正しいだろうか。
 具体的に説明するのは難しい。
 グレオニーの頭から除けた葉を指先で弄ぶ。折角なのだから何か気の利いたことの一つでも言えたら良いのにと思うが、言葉が出て来なかった。
「レハト様? 具合が悪いとかじゃないです、よね?」
 普段なら取り止めもなく、会えない時間に溜め込んだ話をする私が黙り込んでいるせいか、グレオニーが不安げに問う。慌てた様子で私の額に手を当てるから、こちらも急いで首を振る。若干気鬱だが健康に問題はない。グレオニーがホッとした様子で手を引いた。
 暫くは彼のこんな顔を見ることもなくなるのか。
 しみじみそう思うと殊更寂しさが増す。
 だが言わなければ。私の口から直接彼に伝えるべき事だ。放っておいても話は知れるだろうが、人伝に聞かせたくはない。
 ゆっくりと息を吸い、ぽつりぽつりと事実だけを口にする。
 半月後にはここを発つこと。その準備に追われ、恐らくもう一度ゆっくり顔を合わせる時間は取れないこと。
 けれど最も大事な言葉が咽喉につかえて出て来ない。
 待っているとそう伝えたいのに。
 それが彼の重荷になったらと思うと軽い気持ちでは口に出せなかった。グレオニーの未来は彼一人のものだ。他者が縛りつけて良いはずもなければ、そうする気もない。
 淋しげな口元のグレオニーから視線を外した。
 間を置いてグレオニーが口を開く。
「そろそろだとは思ってたんです。そうですか、決まりましたか……」
 自分に言い聞かせるように発せられた言葉がどんな感情を内包しているのか、私には読めなかった。
 多分、今私たちは互いに互いの気持ちを測っているのだ。そしてやはり私には本心を打ち明けるだけの勇気はない。
 困らせたくないだけではなく、傷付きたくない気持ちが言葉を封じている。臆病にも程があるといくら叱咤したところで弱い私は引き下がってはくれなかった。
 言われなければ後悔すると分かっていても。
 気まずいような名残を惜しむようなやや重たい静寂を破ったのは、私ではなくグレオニーだった。彼は小さな咳払いの後に、さっと居住まいを正し表情を改める。それにいつになく真剣みを帯びた声音が続く。
「待ってて下さいますか? 随分と時間が掛かると思います、お側でお護り出来るようになるまで。それでも待ってて下さいますか?」
 グレオニーの真摯な眼差しはしかと私を見つめたまま揺らがない。
 この人は強くなった。驚くほど短期間に剣の腕もさることながら何より精神面が。
 グレオニーの問いは私にとって願ってもないもので、一も二もなく頷く。緊張感から解放された笑みを見せるグレオニーに、今が好機と私も本心を口にする。
 私も待っていてもいいだろうか、そうすることが負担にはならないかと。
 グレオニーが暫時目を見張る。だがそれはすぐに別のものへと姿を変えた。
「励みになることはあっても負担になんてなりようがありません」
 その言葉に肩から力が抜ける。
 私が安堵に胸を撫で下ろしていると、徐にグレオニーが地面に片膝をついた。意味が分からず首を傾げるしかない私を、ひどく緊張した面持ちで見上げている。
「約束を頂いてもよろしいですか?」
 言いながらこちらへと伸ばされた彼の手にそっと手を乗せる。
 私の手はグレオニーに導かれるまま彼の口元に近付き、やがて薬指の付け根にその唇が触れた。

[ 完 ]

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